ブータン旅行記③酸欠必至のタクツァン僧院

ブータン

羽田空港第三ターミナルにてこの記事を執筆しています。長年の夢のギリシャ旅行に出発です!まあ今回の記事は全くギリシャは関係なく、ブータン旅行記の続編です。というわけで前回記事はこちらから↓

ブータン旅行記 3日目

朝起きてカーテン開くとこの景色!眠気もぶっ飛び、ヨーロレイヒ〜!と叫びます。

テラス付きの立派なお部屋でした。洗濯サービスの有無がわからず、面倒なので手洗いし、こちらで自然乾燥させます。

「絵じゃん!」と言いたくなる見事な景色。

手前には「悪霊から守ってくれる」オブジェもあります。

宿を出発、車を走らせ向かった先は僧院学校。僧による仏教の教育が行われる学校とのこと。

結構な山道をヘロヘロ進むと平家の建物が見えてきました。これが学校だそう。木造築80年見たいな佇まいです。

ここの子たちは、学校で共同生活を送っているらしい。当番制で食事も掃除も全部自分達でやるとのこと。そして早朝には勤行、昼間は一般科目、夕方はまた勤行、という日々らしい。

学校の外観は古いとはいえ割と綺麗ですが、周辺の生活エリアは発展途上そのもの。複数の選択肢から選んでこの生活をしているのなら良いですが、そういうわけではなさそうです。今はどうかわかりませんが、貧しい子が通うところらしい。

「幸せってなんだろなー」とぼんやりしながら、車にお戻り。

続いてはブータンきっての観光地「タクツァン僧院」へのトレッキングです。なんとここ、地上3,000mの標高に位置するお寺なのです。想像しただけでヘトヘトになるでしょ。わたしはヘトヘトになりすぎて、気を失いそうになりました。

こんな感じの山道をひたすら進む。お猿を発見!わかる?上の方。酸素いっぱいみたいな写真ですが、実際は標高が高すぎるため空気が薄い。初めて酸欠を体験しました。

疲れを癒してくれる、ほのぼの仲良し姉弟を発見。不思議な造形の椅子に座っておやつをニコニコ食べていました。ほんと、世界にはいろんな生活があるんだなーと思う。

道中、休憩所のようなところがあるのですが、ここで本当に倒れそうになる。倒れるわたしを上から腕組み眺めながら「そんなに大変?(鼻ホジ)」と言うガイドさん。大変なの見ればわかるでしょう。

激しい頭痛、8割は薄い空気のせいでしょうが、2割はガイドへの怒りかもしれません。数十分休み、死にはしないだろうと思い立ち上がります。えらい。

内部は写真撮影禁止とのことで、この辺からカメラ・スマホはバッグの中へ。果てしなく遠く鋭利なカーブをハァハァ進みます。それにしても、すごい場所にあるもんです。

内部は瞑想スペースがあったり、大きな石像があったり。厳かではありますが、空気が明るい場所に感じました。

帰り道、ガイドさんは昨日同様「んじゃ、俺先車に行ってるから!来た道辿ればダイジョーブでしょ!」とスタコラ1人で下山してきました。帰ってから「もっとちゃんとアテンドしろ」とキレたところ、神妙な面持ちで謝られました。が、内心「うるさいなーもう」と思ってそう。

というわけで、ティンプーへ戻ってきました。ホテルで荷物をピックして、空港まで送ってもらいます。これが都心部って田舎なんだけど、山道しか見てなかったから都会に感じます。

「空港の近くに綺麗な場所あるから、寄ろう!」とお誘いいただき、段々畑が美しいスポットへ。「俺の写真とってよ!」なんでやねん、と思いつつ撮ってあげます。ここまでくると無邪気でモテそう。わたしは好きじゃないけど。

というわけで、ガイドさんがやや奔放過ぎることを除けば大満足な旅行でした。豊かな自然と素朴な人たちの中で生きることで心身がデトックスされます。
ガイド含め「生きるために生きてる」人が多く、仕事で忙殺されたり、人間関係で悩んだり「なんで生きてるんだっけ」とセンチな気持ちを払拭したい時におすすめ。

コメント

  1. blackdragoneye より:

    10年以上前に行ったので、懐かしく思いながら拝見しました。こんな風景と人たちだったなと思いながら。

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