オイルな温泉と凛としたネコに癒される、北海道・豊富町の川島旅館。今回はディナーと朝食を紹介です。どれもこれも、感動するくらい美味しかった!お部屋や温泉を紹介している前回記事はこちらから↓
川島旅館の宿泊記|ディナー紹介
食事会場は1Fのフロント横。大きな2室が連なり、カウンター席や小上がり席もあるなど、かなり広々とした印象です。
ランチョンマットの代わりに宿と豊富町の魅力が書き連ねられた紙が敷かれていました。ヘルシーかつ、北海道の美味しい食材のみを使ってますという旨が綺麗な文章で書かれており、食事への期待を高めてくれます。
まずは食前酒「利尻昆布梅酒」です。ほー、香りの力かもしれませんが、しっかり昆布の風味がする。早速美味しい!
ちびちびお酒を舐めながら、ドリンク選定。メニュー表も季節によって替えてるんだろうな、かわいいです。「2杯で1,870円」というワインペアリングがあり、それをオーダー。
本日のメニューはこんな感じ。こちらにも日付が入っており、日替わりで違うメニューなのかな〜と想像。連泊したい。
前菜「名寄産きたあかりのポタージュ」。きたあかりとは北海道のブランドじゃがいも。半固形、半液体なじゃがいもが残っており、ほくほく食感。甘みがすごい。そして食器がかわいい…。
わたしはワイン2杯じゃ足りないので、白ワインを別途追加。担当してくれたスタッフの方も対応がよく、「ワインですかー、僕もワイン勉強し始めたんですよー」など素朴な感じでお喋りしてくれる。ちなみにワインも、ほとんどが北海道産のものでした。
お次は…どひゃー、お見事すぎる牡蠣の登場。厚岸産。とてもチュルッと一口では流し込めないほどの大きさです。しっとり蒸してあってクリーミーというより穏やかな味わい。
こちらがペアリング1杯目のワイン。白というよりオレンジワイン?デラウェアで、食用ブドウから作ったジュースみたいな雰囲気です。ガバガバ飲んじゃう。
お刺身はこちらー。サーモン、えび、ホタテ、鯛、ハマチ。さすが北海道、鮮度もムチみも最高です。
「下川産 椎茸のアヒージョ」。グツグツしている透明なのは、全部豊富産のバター!ぜ、贅沢な…。パンも豊富町内のベーカリーのものらしく、それ自体でほのかに甘い。パンにバターをじゅわじゅわ染み込ませ、一口でいただく。溶けるパンと広がり続けるバターの香り。う、うまぁ〜。
「留辺蘂産抗酸化にんじんのハーブ蒸し焼き」。にんじんじゃん、そのままでワロタwって感じのビジュアルですが、食べてびっくり、人生で一番美味しい人参でした。訳がわからないくらい甘い。これが主食になるなら来世は馬でもイイなと思った。
「はまちかま焼き」。写真がわかりにくいですが、デカいです。iPhone Pro Maxより大きいと思う。1人2万円しないのに、食事のレベルが高すぎてビビる。こんなに全皿美味しいことって、そうそうない。まあ泊まるためにはそれなりに飛行機代含め交通費がかかるんだけどネ…。
続いては鍋。少量・さっぱりでお腹休めになります。出汁はもちろん利尻昆布。ご飯とお漬物も一緒にいただけました。
あ!この写真ならハマチのデカさ伝わりますか?これ1皿で1人分です。これでかなりお腹が苦しくなった。
鍋でご飯で〆かしら…と思いきや、赤ワインの登場です。月浦産のドルンフェルダー。北海道にいないと飲む機会のなさそうな品種。スッキリさっぱり、華やか系でした。
赤ワインが出てきたということは、もちろんお肉も登場です。「エゾ鹿肉のソテー」。山わさびのバターというさっぱり×コッテリな不思議なソースが添えられます。バターのコクは感じるものの、重くない。お肉は臭みもパサみもなくてしっとり美味しかったです。
最後のデザートまで完璧。豊富町内のジェラート屋さんのチョコレートジェラート、それからコーヒー。ああ、幸せな時間を過ごしたなあとうっとりタイムです。
ごちそうさまー。レストラン近くには小さな売店コーナーもあり、ここでビールなどの購入もできます。onちゃんがたくさん、かわいい…。
それから、この宿が作ってるプリンも置かれています。このプリンがこれまた過去1と言って良いほど美味しい。かつて通販したこともあるのですが、6個入りでたーちゃんが一気に4つ食べていた思い出。
川島旅館の宿泊記|朝食
朝食も同じテーブルに案内いただきました。こんな感じでシンプルです。お鍋の中身はお豆腐です。
ダイエット中の人のビュッフェ皿みたい。盛り付け方は置いておいて、味はどれもはっきりしていて旨いです。
それから何より美味しかったのがこちら、パンとバター。これがメインでしょう。左の4色のがフレーバーバターです。ピンクのはいちご、オレンジは鮭ぶし、黄色が蜂蜜、そして緑が利尻昆布。ええ、フレーバーバターって何?って感じですが、これが超・美味しい。固形の味つき生クリームみたいな印象。上等な洋菓子。
普段パンもバターも控えてるのに、止まらずバクバク食べちゃった。ちなみに売店ではこれらバターの販売もやってました。
川島旅館の宿泊記|まとめ
食事、温泉、接客、全てにおいてレベルが高い!正直、相当な田舎だし〜と思ってそこまで期待値を上げていなかった。それだけにこれはびっくり。どんだけ努力してるんだろって思う。
今回は和食ディナーでしたが、「バターづくしディナー」という魅力的なコースもありました。
北海道旅行する方、ちょっと遠いですけれど、ゆったりするには最高の場所。グルメな人も満足できるはず。おすすめです!
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