北海道の北の果てにあるこちらの旅館。温泉も食事もとっても評価が高く、ずっと気になっておりました。来てよかった、温泉も料理も期待以上!こんなとこにこんなにレベルの高い旅館があるのか、と感動しました。
川島旅館とは
北海道・豊富町にある旅館です。
- 楽天評価4.31(2021年11月)
- 世界で2つのオイル温泉
- 今回は洋室ツインルームを予約
- 1泊2名2食付37,788円
天然のオイルバスが有名で、アトピー治療の人とか美容目的の人とかが全国からやって来るらしい。そのほか、自家製バターやプリンの販売でも有名のよう。嵐にしやがれで紹介されたとか。
川島旅館の宿泊記|チェックイン
チェックインは15時〜。車にて宿に到着。事前予約をすれば豊富駅からの送迎も行ってくれるようです。開業なんと1926年という超・老舗ですが、リノベ済で新築みたいな綺麗さです。
玄関すぐ横にはこんなラウンジスペースも。ここを見てわかる通り、インテリアや雑貨類がカワイイ。「毎日温泉に入りたくて嫁いだ女将の宿」がキャッチフレーズのようですが、なるほど確かに女性的センスが光ってると感じます。
伺ったのがハロウィン付近であったため、こんなUFOキャッチャーも置かれていました。触りたかったけど、大人だから人目を気にしてスルー…。
フロントでサクサク手続きを進め、お部屋にGO。2階建ての宿で、今回のお部屋は2階でした。1階には客室があるほか、レストランや温泉などもあります。
ピカピカフローリング。人んち感があって落ち着きます。
川島旅館の宿泊記|ツインルームの部屋紹介
今回はツインルームを予約。安沙流とは、豊富町内の地名だそう。
ウェルカムドリンクはお部屋までお届けに来てくれました。牛乳、紅茶、漢方茶からの選択制。牛乳があるのは人口より牛の数の方が多い街、豊富町ならでは。
お茶菓子は、オリジナル梅干しでした。地域と宿の製品を出してくれるあたり、すごく考えられているな〜という印象。
最安値のツインルームのお部屋はこんな。10畳ないくらいかな?寝るだけって感じかも。もちろん、もっと広い貸切露天併設のお部屋などの用意もあります。
詳しく見てみましょー。ながーいテーブルにテレビや浴衣。
テレビの下の冷蔵庫。空っぽです。
冷蔵庫の隣には温泉行く時用のカゴ。上段の紫の布は浴衣の上に着る羽織です。
浴衣はこんな!カワイイ!浴衣の柄も帯のカラーもセンスが良すぎる。星形にきちっと結ばれているのも嬉しいな。
基礎化粧品も完備です!これ、初めて見た。ポーラのひとときというアメニティ専門ラインっぽいです。
テレビ側からお部屋を見るとこんな。シンプルですが、ベッド脇にコンセント完備で抜かりない。
テーブル左側はこんな感じ。
お化粧できるミラー!このお部屋、室内にトイレ・洗面がないので、鏡が置かれているのはありがたい。共用洗面所でマスカラ塗ったりしたくないもん。
細々アメニティは鏡の下に収納されておりました。歯ブラシ、剃刀、ブラシなど。
その隣には時計・温度計付きデスクライト。軽量・可動式。お仕事したのでこれも嬉しかったです。
と、狭いながらにも過不足なくとっても快適なお部屋でした。さすが女将!ヨッ!
川島旅館の宿泊記|共用洗面台・トイレ
共用洗面台はこんな感じ。わたしの泊まったお部屋のすぐお隣で便利でした。
共用とはいえ、全15室の小さな宿、かつ客室内に洗面台があるお部屋もあるため、混み合うということは全くなく。というか、使用中に他の人と遭遇することは1度もなかったです。
お部屋の加湿器のお水はここで汲む。ホラー映画な謎字体…。ちなみに水道水も超綺麗なのでじゃんじゃん飲めます。
お手洗いも共用です。ラベンダー色の壁紙が可愛くてつい撮ってしまいました。
ここでも、他の宿泊客と会うことはありませんでした。1Fと2Fそれぞれにお手洗いがあります。
川島旅館の宿泊記|温泉
さてさて次は温泉をご紹介。1Fへ移動しましょう。松ぼっくりみたいなランプが素敵〜。
玄関を通りがかると、お客さんのお出迎えをするネコが!真っ白!カワイイ!
呼んだら気だるそうに寄ってきてくれました。「撫でたいなら、どうぞ」という感じで触らせていただきました。うううう可愛い…ありがてえ…と感動していると10秒ほどでサッと移動しちゃった。ツンデレ!ネコ!
そして温泉がこちらです。豊富温泉は、油成分が含まれた温泉で、そんな温泉は世界でもこことトルコだけだそう。美容効果が相当に高いらしいです。効能については公式HPに詳しく色々書いてます。
浴場はこんな感じ。ここと、窓の外に映ってる露天風呂が1つ。石油の匂いがブワッとする。湯質も独特。こってり、しっとり。
その効果の高さから、アトピー治療の人とか、美容目的の人とか、エイジングケアしたい人とか色んな人が全国からやって来るそう。
ふー、あったまる。ドライヤーは見たことないブランド。お肌を触ると、確かにしっとりしてる気がする!そして温まった身体が、寝るまでずっと温まりっぱなし。スコンと寝れました。
洗面台の鏡にはノスタルジックな看板。昔は電話番号2桁だったのね。
治療や美容目的の人は1日に何度も入浴するみたい。目的別の推奨入浴方法も公式サイトに細かく記載されておりました。
川島旅館の宿泊記|館内施設
お風呂上がりは館内散策。1Fのラウンジ横にこんなスペースを発見。写真じゃわかりにくいですが、左の入り口はわずか100cmくらいの高さです。そう、子供遊ばせ部屋なのです。
屈んで中を覗き込むとこんな感じ!秘密基地みたい!ホントはもっといっぱいおもちゃとか置いてるらしいのですが、コロナのため少し撤去している模様。ワクワクするー!大人なのに!
大人のためにはおもちゃの代わりに、本がたーーっくさん用意されています。これは2Fの廊下で、壁沿いが本棚になっているのです。ここ以外にも本棚があり、館内には写真に写る10倍くらいの本がありました。
人気の漫画からアトピー系の本、観光ブック、エッセイ、小説など選り取り見取り。
本を物色しているとネコちゃんがまた寄ってきた!ここを含めて共用スペースは22時に消灯するのですが、消灯後にスタッフのお兄ちゃんが小声でこのネコと喋ってたのが可愛かった。
「おーよしよし、寒いか?」「さっきご飯食べたでしょー」。これを見た時、なんだかほんとに良い旅館だな〜と思った。
川島旅館の宿泊記|部屋と館内紹介のまとめ
館内のおしゃれさも温泉もネコちゃんも素敵です。おしゃれだけど居心地が良い。何か特別なサービスがあったり、アクティビティがあったりするわけじゃないけれど、本がたくさんで退屈しない。思う存分、ゆったりできる。アクセスが不便なのが難点ですが、おすすめです。
次は夕食&朝食をご紹介。さすが北海道!と言いたくなるハイレベル素材の数々でした。
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