利尻島に来た目的は、たらふく極上雲丹を食べること。とはいえ、せっかく来たのだから雲丹しか見ずに帰るのはもったいない。ということで、レンタカーでぐるっと島を一周してきました。天気良くて、よかったです。
利尻島 旅行記 森林浴の森
まずはこちら。「甘露泉水」という甘い湧き水が出ることで有名な森にやってきました。キャンパーも数組、おりました。
気持ち良〜い森の中を、ズンズン進みます。
そういえば、利尻島にはそれまで存在しなかったはずのクマが数年前に発見されたらしい。もちろん突然変異でクマが誕生するわけなくて、彼は稚内から泳いでやってきたとのこと。その距離、20km。怖すぎ。
すごいねー、と話していると、ママが「こないだは、ロシア人が標津町まで泳いで来てたよ」とのこと。調べてみると、亡命希望のロシア人が24kmを23時間かけて泳いでやってきたというニュースが。送還するとかしないとか、色々問題はあるようだけれど、体力に関してはクマよりすごい。
と、おしゃべりしながら辿り着いたこちらが甘露泉水。すくって皆で飲んでみる。一同「へえー」。特にうまいとも、まずいとも思わなかった。屋久島で山の水飲んだ時は、明確にうま〜!となったのにな。あれは冷たかったからなのかな。
山を下って車で少し走ったところに綺麗な公園があったので、ちょっとお散歩。なんとなく、金沢っぽい。
小さいサメくらいの大きさの鯉と、アメンボがウヨウヨしてました。のんびり読書している老夫婦がいて、素敵だったな。
近くに学校があって、こんな長閑なところで幼少期を送れるなんて素敵〜と思う。と同時に、学校に馴染めなかったり、やりたいことが明確だったり、いろんな人と関わるのが好きだったりする子供にとっては、最悪だろうなと思う。わたしは後者だった。
利尻島 旅行記 白い恋人の丘
北海道テンプレお土産・白い恋人。それのパッケージのイラストのモデルとなった景色です。曇っていて何が何だか全くわからん。
↑の山の後ろは、すぐに海。こちらはパーっと晴れやかでした。
本州ナンバーのバイクが何台かあった。日本一周とかかなあ、お疲れさまです。
利尻島 旅行記 仙法志御崎公園
野生のアザラシに餌やりできるという口コミを目にして、ワクワクとやってきたこちら。売店のおにーさんに「アザラシの餌ください!!」と小学1年生さながらに声をかけるも「あー、アザラシね、今年、いないんだわ」。しょぼりん。
しかし海は綺麗なので、しばしお散歩。「クライマックスで刑事が犯人を追い詰めるシーン」とパパと弟が同時に言っていた。さすが、同じ感性。
波が超・高い。この距離でもスプラッシュマウンテンの20倍濡れる。
ちょーしに乗ったパパが足を滑らせ、海に片足をザボンとしていた。たーちゃん含め、他の家族は大爆笑。心配する人なんて1人もいない。パパは笑われてちょっと嬉しそうに照れ笑う。威厳やプライドなんて1mmもないオジさんです。
利尻島 旅行記 北利ん道
続いてやって来たのはGoogle評価の高いこちらのお店。名物は、↓の写真の雲丹と昆布とを混ぜて食べるアイス。あちこちに「特許取得!」「特許取得!」と書かれていた。
ちょっと美味しそうには見えなかったので、1つだけ注文。たーちゃんがくるくる混ぜて食べています。一口いただきましたが「うーん」。たーちゃんも「うーん」って顔してました。甘いんだかしょっぱいんだか、何を食べているのかわからない感じ。
ぶどうのフローズンスムージー、これは美味しかった。そのまんまのぶどうをガリガリやっているようで、タネもモリモリ入っていました。自然の味。
まあ、ここでしか飲めないかって言われれば、全くそんなことはない。駅ナカにありそう。
利尻島 旅行記 TSUKI
利尻旅行の最後はラーメンで〆。利尻にはなんと、ミシュランビブグルマン選出のお店があるのです。しかしそちらは時間の都合で行けず。妥協…と言ってはアレですが、フェリー乗り場にあったこちらのお店にやってきました。
店内おしゃれなカフェ風。利尻島な雰囲気でもなければ、ラーメン提供する雰囲気でもない。
まずはコロナビールをいただきです。
なんだかアングラな雑貨たちが置かれています。
こちらも。ヴィレヴァンかしら?これ眺めながらラーメン食うんか…と感じますが、
すぐ上にはこんなホッコリポスターも。リシリーボーイズ。彼らを見ながら食べよ。
ラーメンが届くと同時に「窓側のお席空きましたので、よければ…」とのこと。結局、フェリーを見ながらいただきました。これが一番。
こちらが「魚介出汁しお」。たっぷり昆布が嬉しいですね。着丼直後から、圧倒的な出汁の香りが迫ってきます。
北海道らしい、ちぢれ麺。出汁は昆布・鯖・アジのブレンドだそう。かなり濃厚で、クッキリとした味わい。本当に美味しい。正直そんなに期待していなかったので、驚きです。「え、うまくね?」「ね、美味しい」それだけ会話して、ズゾゾゾと一心不乱に食べ切った。
こちらはたーちゃんオーダーの「利尻みそラーメン」。特製味噌がメインで、魚介感は抑え気味。たーちゃんいわく「魚介しおにすればよかった」。
一口もらったけれど、確かに…。どっちも美味しいと思いますが。
利尻島 旅行記 フェリー
帰りはフェリーで稚内まで向かいます。片道2,550円なり。電車みたいに、券売機でピピっと買えました。
新しい船なのか、とっても綺麗。
デッキ席、1Fです。風が気持ち良い。
2Fに上がるとこんな感じ。
遠ざかる、利尻島。こう見ると、ちっちゃいな〜。
ちょっとだけ船内をお散歩。女子トイレ。綺麗すぎてびっくりです。
売店もあります。
そしてこちらが雑魚寝席。左右に座敷スペースが合計8個ほどありました。眠たいわたしはここでゴロン。
同じようにゴロンとするオジさんたち。屍ルーム。ここで寝た時が最も「旅行してるぜ」って感じがした。船の振動がダイレクトに伝わってきて気持ち良すぎる。
2時間ほどで稚内に到着。こちらは稚内市街のマンション。なんかいる…と思い車を停めると、野良鹿4頭!こんなフツーにいるの?
近づいても、全く動じず。右のやつに至っては、あくびしてた。ここ、君たちの家なん?
「何、見てんねん」。ものすごい尊大さ。このマンションのオーナーなのかもしれない。
まあ、クマじゃなくて良かったよ。食われたりしないもんね。
利尻島 旅行記 まとめ
のんびりとして、海も山もとっても綺麗で、良いところでした。夏の晴れた日に行けたのが良かったのかしら。夏季限定なら住んでみたいとさえ、ちょっと思った。そういえば雲丹御殿のスタッフたち、若くて仲良さげだったんだけれど、リゾートバイトなのかもしれない。良い思い出になるだろうな〜。
ということで、利尻旅行記、おわりです。また雲丹食べに、来たいなあ。
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