ゆったりマダムと紳士なムッシュが集う店。そんなイメージの憧れのフレンチ、ルマンジュトゥーに行ってきました。イメージ通りの客層で、とても居心地よかったです。
ルマンジュトゥーとは
神楽坂にあるフレンチです。
- ミシュラン14年連続2つ星
- 食べログ評価4.09(2021年9月)
- 神楽坂駅から徒歩15分、全14席
- 今回はディナーコース20,000円をオーダー
市ヶ谷駅からのんびり歩いて伺いました。景色はほとんど防衛省。
ルマンジュトゥーで食べたもの
緊急事態中につき、20時までの営業。ということでスタートは17時より。1階は厨房、2階にテーブルが並びます。全14席、温かな雰囲気です。
ドリンクはノンアルのみ。わたしはスパークリング、たーちゃんはビール。わたしがスパークリングを注文した直後、他の常連客にドリンク相談をされたスタッフが「ここだけの話、スパークリング(わたしが頼んだやつ)よりはこちらがオススメです」との声が。
むー、丸聞こえなのですが…。しょぼりん。スパークリング、十分美味しく感じたのですが、この後はお水で通しました。
テーブル横にはグラッパなどの蒸留種たち。
最初の1品はこちら。函館の雲丹のクレームブリュレ。雲丹のピューレに炙ったウニが乗せられたもの。美味しいのですが、なぜ常温なのだろう?熱々か冷たい方がより良い気がした。
2品目。写真だと何が何だかですが、ゴボウです。ゴボウに、トリュフとソースが乗せられます。ソースはビーツなど野菜を煮詰めたもの…と伺った気がする。日本の秋なイメージの滋味に富むお皿。
3品目。コンソメジュレ。鮑がゴロンと入ります。
つぶつぶ、ジョリジョリ。ついこないだ、似たよーなの食べたなーと思い出す。豊かな食生活を送っていることを再認識。感謝です。ちなみにこないだの方が美味しく感じた。
パンは冷ため、あまり手が進まず…たーちゃんがわたしの分も食べてました。
しかし、バターはびっくりしちゃうくらい美味しかった。
4皿目、イサキです。駿河湾産って言ってた気がする。カリッと焼かれた皮と、しっとり白身。胡椒の効いたクリーミーソースを絡めます。こりゃ感動!美味しいです。
魚の下にはカブや菜の花などの野菜たち。不自然な二層のこちらは、ズッキーニ。苦味などなく、シャクシャク軽快な噛み心地。
5皿目、フォアグラコンフィ。ねっとり、贅沢な味わい。中央にかかるのは赤ワインソース、左の深緑はほうれん草、右の真っ黒なソースはイカ墨とのこと。ロブションのアレを思い出す。同じ食材構成でも、こんなにクラシカルになったり、パッパラパーになったりするもんなんだとしみじみです。
6皿目、メインのお肉は鳩です。「窒息させて、血を身体に巡らせて締めるっていう、僕の好きな殺り方なんですよ」と語ってくれたのはシェフ・谷さん。状況によってはとってもサイコな発言。確かにお肉は鉄分の力強さがあるような。お肉は柔らかいです。ソースはシェリーベースだったかな。
同時に提供された、ミニグラタン。小さいですが濃ゆく、お腹にどっしりきます。
デザートその1、完熟マンゴーとパインのソルベ。これ、まじウマでした。ふわふわソルベ、上にはトロっと甘いマンゴーがたっぷり乗せられます。
デザートその2。抹茶のケーキです。抹茶、小豆、ラズベリーのさっくりムースの層が重なり合います。上のチョコは葡萄の葉っぱ、かわいいです。
最後はコーヒーをお願いしたのですが、ハーブティももらえました。
小菓子はガレットとパッションフルーツのゼリー。
最後まできっちり、美味しゅうでした。
ルマンジュトゥー まとめ
大人の王道フレンチ。当然のように何もかも美味しいです。が、まだ若造なわたしたちは、ちょっとおめかししたフレンチの方にトキメクかも。
1つ1つのポーションが大きく、この日、何を食べたかがはっきり記憶に残るなと思った。ノンアルにつき、しっかり食事に向き合えたのも良かったのかもしれない。
マダムもシェフの愛想も良し。帰り際、僕もうワクチン打ったんで!70歳だからね!とニコニコ話してくれました。そういえばこのお店、わたしが生まれた年にオープンしている。ぜひ長生きして、長く続けて欲しいですね。
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