lien(札幌)に行ってきた。ミシュラン星付きフレンチディナー

フレンチ

ミシュランの北海道版が発表されたのは2017年が最後。その際に見事1つ星を獲得した「lien」に伺いました。

lien(札幌)とは

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札幌のフレンチです。読み方は「リアン」

  • 食べログ評価3.99(2021年6月現在)
  • 東西線西18丁目から徒歩3分
  • 今回はディナーの「Menu Spacial(14,000円)をオーダー

札幌生まれのシェフが北海道の食材で美味しいフレンチを作るとのことで、期待で胸が破裂しそう。

 lien(札幌)で食べたもの

「円山エリアにひっそりと佇む小さなフレンチレストランです」とHPに記載がありましたが、その通り、こぢんまりとした店内です。テーブル10席、カウンター2席のみ。

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シャツナプキン

平日にも関わらず、テーブルは全て埋まっておりました。ディスタンスはありませんが、各テーブルを隔てるように可動式の仕切りが置かれていた。

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おしぼりはお湯をかけると膨らむやつ

今回はわたしの家族+たーちゃん(夫)の6人という大御所での訪問。こんな小さなお店でノーショーとかあったらどうしようと不安だろうな…。

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優しい色合いのお花など

お茶?をいただきながらドリンク決めなど。6人につき、ボトルでお願いすることに。

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アペリティー

BREMONT。アンボネのシャンパンです。リンゴのような香り、しっかりと力強く、めでたい気持ちになる。PN:Ch=7:3。

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シャンパン

1品目はこちら、甘エビのマリネ。ガッツリと甘いエビに、キャビアの塩気が心地よい。下にあるのはニンジンのムース。これもまったりと甘く、みんなにっこり。

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エビのマリネ

続く2皿目。桜鱒。香り高いのは、上に乗せられた葉っぱのおかげ?清見オレンジも添えられ、爽やかな甘さを演出。魚は柔らかく、さっぱりうま。そしてどっしりと量があるのが嬉しいです。わたしの家族はたーちゃん含めモリモリ食べる人間なのでありがたい。

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桜鱒

お次は白。お品書きがないため、マダムに今後の料理を聞きながらワインリストを眺める。Googleの口コミなどに「マダムは癖がある」なんて書かれていたけれど、全然そんなことはない。優しかったです。

選んだのはサンセール。ということはSB100%。オベンキョしたもんね。

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サンセール

爽やかながらどこか甘みを感じる。春でも夏でもない5月という時期に良いワインではないでしょうか。

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6人で分けると1杯しか飲めねえ

ホタテとアスパラ。アスパラが非常に甘く、さすが北海道となる。ホタテが主役になりそうな皿ですが、アスパラが記憶に残った。他方、ホタテはそのものの味があまり感じられなかった気がする。

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アスパラとホタテ

お次のパンは自家製とのこと。「おいしいね、これ自家製かな?」という話になった瞬間、マダムに「自家製っすか!?」と問いかける弟。陽な人間だ(わたしは陰)。

登場人物紹介をすると、弟は2人いて、この弟は太った弟で、よく一緒に旅行行く弟は痩せています。

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自家製でした

赤井川産のアスパラをどうにかしたスープ。ウニ乗せ。これはもうおったまげるほど美味しかった。犬のように皿をペロペロやりたいと心から願った。鼻から抜ける匂いでアスパラをしっかり感じられる。

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うにアスパラ

次はアナゴのパイ包み、でもソースには赤ワインを使っています、ということで悩む。が、たーちゃんがすかさず「白がいい」と言うので仰せの通りに。「ワインリストにあっても、在庫ないやつもありますよ。これとかならありますがどうですか」とのことで仰せの通りに。スペインのシャルドネ、ものすんごくフルーティ。パワフル。アナゴに合うかと言われれば「?」ですがうまかった。

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アナヨン

母はお酒もういいとのことでジンジャーなんとかに切り替え。たいそう美味しかったようです。

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ソフドリ

アナゴのパイ包み。ソースからトリュフの香りがする。パイを齧るとサクサクと気持ちの良い音がする。アナゴはフワッフワ。そして繰り返しますが、デカくて嬉しい。昨日の、ドレスのせいで満腹になるまで食べられなかったという悔恨の情が残っているんでしょう。

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アナゴのパイ包み

当店のスペシャリテかな?インスタで予習した際に何度か目にしたこちら。なんだこれって感じでしょう。千と千尋でエレベーターで一緒になる神様みたい。

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だいこんみたいですが

切ると中身はこのように。白いのはイカで、中にご飯が詰まっています。これもおったまげるほど美味しかった。ウニのソース。誰しもが好きな味。見た目が奇抜なだけじゃない。というか切り分けたら別に奇抜じゃないな。

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イカ飯なのです

お次のパン。こちらは「ココペライ」という近隣のパン屋さんのものだそう。このパン屋さんも食べログ百名店入りしておりました。

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パンその2

飲みたい人だけ赤をグラスで追加しました。選択肢はブルゴーニュとシラーとボルドー。サヴィニレボーヌのブルゴーニュをお願いしました。味を覚えていない。酔っ払っていたのか、あっさりしていたのかどちらかです。

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ブルゴーニュはグラスで

最後のメインはこちら、白老牛。写真では見えませんが、下にはインカの目覚めが敷かれています。ソースはマスタードが使われていたかな?普通に美味しい。あとまたまたアスパラが登場して嬉しい。

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白老牛

最後は紅茶をお願いしました。みんなで香りを嗅いでワイワイチョイス。なんちゅー上品な家族団欒だ。我ながら。コーヒーも美味しかったそうです。

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紅茶

最後は桜と抹茶的なデザート。これううんと言う感じ。なんというか、端的に言えば味が濃すぎた。アイスはアイスで酸味が強すぎたように感じた。が、弟に「食べる?」と聞くと「え!いいの!?」と目を輝かせて喜んで2皿食べていたので、好みによるのかもしれません。

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デザート

美味しかったね〜また来たいね〜と、まだ退店していないのに次回の訪問に思いを馳せる。幸せな時間。

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紅茶

メインデザートはううんでしたが、プチフールはめちゃめちゃ美味しかった。カヌレがカッチリしていて好きな感じ。

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小菓子

6人でフレンチフルコース食べるなんて初めての経験で、お会計時にはそれなりに大きな買い物をした気持ちになる。でも、こんなに美味しく楽しい時間を過ごせて、あとからみんなで「あの時食べたあれ、美味しかったよね」なんて振り返られると考えれば、めちゃめちゃ良いお金の使い方だと思う。

フレンチは栄養を取るためだけのものではない。レジャーの一種です。

lien(札幌)まとめ 

大大満足です。装飾品のように繊細なフレンチや、びっくりするようなプレゼンテーションのフレンチとは異なり、どしんと王道な感じのフレンチです。家族で訪れるのにはぴったりだったと思う。

そしてやっぱり北海道って美味しい食材だらけなんだな〜と当たり前のことをしみじみ思った。全ては覚えていませんが「これは〇〇産のです」と説明してくれて、そのほとんどが北海道のものだった。

変に気張った雰囲気でもなく、とてもとても楽しい時間を過ごせました。狭いですが、家っぽい感じ。またぜひ再訪したい。

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