入店から退店まで感動しっぱなし、好みドンピシャのレストランを見つけました。超美味しいのはもちろんのこと、「和フレンチ」「少量多皿」「華やかなプレゼンテーション」「緊張しない朗らか接客」「1皿ごとのペアリング」と好きな条件が揃いすぎでした。
アニエルドールとは
大阪・阿波座のフレンチレストランです。
- 食べログ評価3.94(2022年11月)
- ミシュラン一つ星
- 阿波座駅から徒歩5分、全12席
- 今回はディナーで訪問
- ディナコース1.5万+ペアリング8,000円をオーダー
ミシュラン大阪2022が発表されましたね。前回に引き続き、今回も1つ星獲得したようです。
アニエルドールで食べたもの
こぢんまりとしたお店です。店内の雰囲気、規模感札幌lienに似てるかな?と思いました。メニューは最近よく見る食材だけ書いてるやつ。
ペアリングでお願いしました。お会計によると、シャンパン込みで8,000円くらい?コスパ良い!!10品も出てくるのですが、ほぼ1皿につき1杯で合わせてくれます。全部フランスワイン!「なぜこの料理にこのワインか」をきっちりわかりやすーく教えてくれて楽しかった。
1皿目「手長海老/キャベツ/いくら」。弾力あるいくらの食感を楽しめます。クスクスも入っていたような。魚卵はシャンパンが一番ですねうまー。
↑と同時に提供されました。こちらはキャベツの食感を楽しみましょう。たーちゃんと目を見合わせ「大当たりや」とニッコリ頷き合う。
アルザス、ピノブラン。最後のお肉を除き、全部白(&ロゼ)でした。たーちゃんは軽やかなのが好みらしく、うまいうまいとガバガバ飲んでました。
2皿目「鰻/トリュフ/銀杏/落花生」。んもーこの香り!秋ですね。
トリュフをチラリと捲ると、ご覧の通り、鰻と落花生のフラン。食材が口でふんわり混ざり合う。輪郭がありゃ良いってもんでもないんだな、と思う。
↑と同時にタルトアゲイン。うなぎの肝で作ったタルトです。ふんわり鰻とパリッと鰻のコントラスト。やっぱり少量多皿が好みだなー、と思う。
続いてアリゴテ。あんまりお店で飲むことがない気がします。
ここで「ホッキ貝/瓜/ハーブ」という泡に包まれたハーブサラダ的なものが出たのですが、写真忘れました。美味しすぎて気づいたらなくなってたんだから仕方がない。
そんでサンセール。ロゼ?オレンジワイン?みたいな見た目ですが白。甘やかな香りが印象的でした。
「鯖/イチジク/紫蘇」です。口を揃えて「フロリレージュみたい!」。私もたーちゃんも大好きなお店、そりゃーここも気に入るよね。このお皿が一番好きでした。マリネられた鯖に、紫蘇のコンソメシート、その上にスライスされたイチジク。甘さと塩気が最高に美味しくエンドレスで食べれます。
おしゃれな瓶のロゼワイン。コート・ド・プロヴァンス。見た目よりも、ちょっとスパイシーな香りだった気がします。
「白金豚/キノコ/黄卵」。たーちゃんが「メニュー名からどんな料理くるか当てよ!次はね、すき焼きみたいな感じのやつだと思う!絶対そう!」と言ってました。ザンネーン!「シルキーポーク」と呼ばれる豚肉は角煮みたいに柔らかくされ、卵黄はコンフィ。
こっくり濃厚なお料理をいただき、「パン食べたいな」と思った瞬間に提供されました。さすが!
浅草のアサヒビールみたいなバターですね。
サンジョセフ、ローヌの白ってあんまり飲んだことがありません。ルーサンヌ、マルサンヌって教えてもらいました。教科書で勉強したけれど、テイスティングに出ないから飲み慣れてない。
「鮮魚/すっぽん/海老芋/菊」。お魚の下に海老芋のガレット、周りがすっぽんです。菊のお花がとっても華やか!全品通して、フレンチですがとっても日本なフレンチです。タイ移住目前の私たち、「本当にここにしてよかったネ…」としみじみ。
サントネ 。バニラやバターのたっぷりとした香り。こーゆーのが好き。
「素麺/鱧/蕪/百合根」。これまたおしゃれな見た目です。真っ黒なお皿に見事に映える。
↑じゃ何が何だかサッパリなので、割ってみましょう。カブのソース、中には淡路の鱧。酸味がある系。下には素麺が敷かれていました。
最後のお肉に合わせてブルゴーニュ。シャサーニュモンラッシェ。女性の造り手だそうです。
「蝦夷鹿/蓮根/セリ」。う、美しい…。滑らかさとほのかな甘味で上品な味。付け合わせは蓮根、せり、鋸草。
デザートワインをおすすめいただきました。何種類かあって、私はこちらのヴァンドパイユ。まったり美味しい。
たーちゃんはシャンパーニュ地方のこちらをチョイス。
チーズが欲しくなるところですが、デザートはこちら「ブドウ/根セロリ」。お口を直し的なサッパリさ。
「梨/トリュフ/フロマージュ/米」。結婚記念日につき、メッセージしてくれました。ほんと、たーちゃんと結婚してから毎年幸せ度が上がってます。人生をチャート化すると、毎年ストップ高更新し続けてる。
中身はこんな。もちもち生地を破ると、トリュフのアイスとお米。シェリーがかかってる?大人の味なのに、きっちり甘くて最高です。
最後はハーブティをいただきました。モリンガだっけ?コップも美術品みたいです。
お茶菓子はマロンブッセ。最後まで秋を感じます。
それからチョコレート。中は柚子で酸味たっぷり。
こんだけ感動して、2人でワイン含めてお会計は6万円弱。高いけど、コスパ良いと思います。前も言った気がするけれど、値段と満足度って本当に全く比例しない。
アニエルドール まとめ
完璧!お店を出てホテルへ戻る道のりも、朝起きてからも、そしてお食事から1ヶ月が経った今も「ねえ、本当に美味しかったよねぇ、また行きたいね」とたーちゃんと話しています。ご機嫌になって、一生の思い出になるレストラン。最高です。
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