定山渓でご飯が美味しいと噂のこちらの旅館。タイに住んでいる私にとっては約1年ぶりの日本で食べる和食!ワクワクしていたディナー&朝食の様子をご紹介。確かに食事そのものは悪くありませんが、接客がご飯を不味くしてしまうほど不快でした。
厨翠山(定山渓)の宿泊記|ディナー
指定の時間になり、食事会場へ到着。特に混んでるわけでもないのですが、入り口で突っ立って案内されるのを待つ客8人。その客を突っ立ってボーッと見ているスタッフ2名。案内してくれよ。この後もこの人たちはボーッとしているのが仕事みたいでした。多分働き始めて初日の人、もしくは職場見学に来た高校生って感じ。
やっとご案内いただきました。カウンターなので他のお客が丸見えです。そして席間が異常に近い!どの食器が自分のものかわからず、確認しあってたほどでした。カウンターの割に、中では調理するわけでもなく、出来上がった料理を盛り付けするのみ。常にヒマそうなコック帽を被ったオジさんビューでした。形だけカッコつけました、って感じです。
さてお料理。最初にも書きましたが、味は全然悪くない。というか素材が美味しいな〜という感じ。まずはじゅんさい。おお〜日本!美味しそう!見た目も良いのですが、提供方法が斬新。スタッフが歩きながら流れるようにコト、と置くのみ。その置き方して良いの、サイゼが松屋の人だけや。
続いて上からとうもろこしの茶碗蒸し、椎茸。下のはなんなんだろう。辛かった。なんの説明もないのでわかりません。美味しいねえ、優しい味だねえ、といった感想。お皿も素敵ね。
ドリンク。弟はスパークリング、私はグレープフルーツと炭酸のジュースです。ワインは北海道のものを中心に赤白泡グラスで数種類ずつ用意されていました。
「銀鮭のコンフィ」。ふわふわムースも美味しそ〜。ふんわり柔らかく、じっくり煮ていてお魚の旨み溢れてます。ソースもムースも塩っぽいのも、いろいろ美味しそうな調味料があるのに、説明がない。スタッフによっては説明してくれる人もいるのですが、声が極小でまじ何言ってるかわからん。もったいねー。
続いてナスとキクラゲのスープ、それからお寿司!立派なひらめとウニ、それはそれは美味しそうなのですが、事前に私は「妊婦なので生物には火を通してほしい」と予約時にリクエストを送っています。ガン無視!伝えようと思うも、スタッフは目を合わせても逸らす!なんで???まあ別に生肉ではないし、少量ならいいや、ウニ食べたいしと思いいただきました。ムカつくけど、甘くてうま〜〜!
弟と「生物NGって書いたんだけど、伝わってないんかな?言った方が良いよね、次お造りだし」と相談。するとその会話を聞きつけたであろうスタッフがゴソゴソ紙(予約表?)を取り出して、キッチンへ駆けてゆく。どうやら思い出してくれたっぽい。お造り、全部に火を通したらしくて前の皿から30分ほどかかって到着しました。
↑は弟の、↓が私の。前の皿に寿司出したことや、30分かかったことに対する謝罪はもちろんありません。「全部火を通させていただきました。キャビアは魚卵なので抜いてます」とのことニコニコ。鼻くそみたいな量のキャビア、別に全然良いのですが、この後大量のイクラを生で提供されて困惑しました。どうなってんの?
野菜の揚げ物。私たちが「オペレーション、やばくね?」とヒソヒソしたのが聞こえたのかはわかりませんが、ここから料理に対する説明が加わりました。しかしなぜか、塩に対する長々としたエピソードが語られるのみ。メニューを見ると、北海道食材にこだわってるっぽいんだからその説明すれば良いのに。どっと疲れて、もうどうでも良い気持ちになる。
お口直しのシャーベット。
弟の赤ワイン、私はまた炭酸ジュース。何か忘れた。
続いて美幌牛ロース。「お肉ですが、よく焼いた方が良いですか?」。聞かなくてもそうしてくれ、と思いつつ、はいお願いしますと回答。その2分後、別のスタッフが「次のお肉ですが、中まで焼いちゃってよろしいですか?」と同じ質問されました。連携の取れてなさに愕然とする。しつこい。お肉はウェルダンにしても美味しかったです。
〆のお米。いくらがどっさり。ナマモノNG、もう忘れられてるー!草。いくら大好きなので、半分くらいいただきました。もう全部おいしいんだけれどね。そういえば、お肉の前にチーズもNGですか?と聞かれたんですが、最後までチーズは出ませんでした。なんで聞いたんだろう。
アイス。大粒部どうとメロン、ミルクかしら?とっても美味しかったです。
お茶菓子。弟にあげました。あー疲れた!!!ちなみにこの旅館にはラウンジがあって、食後のおつまみやお酒はそちらでもいただけます。
厨翠山(定山渓)の宿泊記|朝食
朝食。献立はこちら。コースではなく、一斉に提供してくれます。さすがに生物NGリクエスト対応してくれてました。
こんな感じ。品数豊富で美味しいです。1日30品目食べましょうってやつを1食でクリアできちゃいそう。そういえば、この「1日30品目」、別に根拠はなく、むしろ太りやすくなるからと否定されたらしいですね。
お味噌汁は出汁のみ、味噌を加えて、最後に豆腐を入れて、と3杯食べるよう指示がありました。おいし〜。ご飯はおかわり自由、納豆や卵、梅干し、海苔などリクエストに応じていただけます。
最後の〆のプリンがめちゃ美味しかったです。食材はもちろん、スイーツが全体的にレベル高い。
厨翠山(定山渓)の宿泊記|ラウンジ
さて、こちらの旅館はラウンジの設置があります。宿泊客は全員利用可能。立派なスピーカーや本が置かれ、くつろげる雰囲気。客室数も多くないので、混み合うようなことはありませんでした。
まずは15時〜のお菓子タイム。パイが2種類、ゼリー、クッキーなどが置かれてました。ドリンクはパインとグァバだったかな?
20:30〜はカクテルタイムでお酒が用意されていました。焼酎・リキュール。
日本酒もあります。しかし、このスペース、超でかい蛾のような虫がいて誰も近寄れてませんでした。大学生の弟が新聞紙で仕留め、平和がもたらされた。
生ビールサーバーもあり!もっと賑わっても良さそうですが、カクテルタイムも人気(ひとけ)が少なかった。みんな温泉入ってるのかしら。
フードはこちら。いかめしととうもろこし、サラミやナッツなどの乾き物など、いかにもおつまみなラインナップ。
梅酒やウォッカとグァバのカクテルなど、思い思いにお酒作って楽しんでました。私はパインジュース。子供NGの旅館なので、静かでのんびりした雰囲気です。年齢層も高め、私たちが多分一番若かった。
翌朝9:00〜はフルーツタイム。メロンがたっぷり、ゴージャスですね。
スパークリングも置かれてました。自家用車で来る人が多いからか、あまり手をつけられていない模様。
お茶とフルーツをいただきます。どれも甘くて美味しい!幸せです。梨ってめっちゃ久しぶりに食べた気がする。タイで見かけない。
コーヒー・紅茶は常設でこちらからいただけます。のんびりお茶しながら永遠おしゃべり。「1000万円を1ヶ月で使い切るなら、何する?」「有名だけど見たことなくて、いつかは見たい映画ランキング」など。両方の質問で弟と回答が一致したのは、前者は「銀歯をセラミックにする」後者は「バックトゥーザフューチャーとスターウォーズ」でした。
厨翠山(定山渓)の宿泊記|大浴場
温泉はB1フロア。地味に困ったのが、更衣室内にトイレがないこと。出てちょっと歩いたところにあるのですが、1室のみ。しかも15分ほど永遠と埋まっていて、仕方がないので一旦客室に戻りました。うんこ長い客がいたのは、ホテルの責任ではないですが。
浴場は露天1つと内湯1つ。シャンプー類はミキモトとポーラの2種類が置かれてました。ドライヤーが超軽量ダイソン。レプロナイザーとか憧れますが、やっぱ軽いのがいいよな〜と思っちゃう。まあ今はタイでマンションに備え付けてあった3,000円くらいのパナソニック使ってるんですが。
大浴場を出たところにラムネが置かれてました。お部屋に飲み物たっぷりあるし、ラウンジもあるしでいただかず。
厨翠山(定山渓)の宿泊記| 翠山亭での貸切露天風呂
一休ダイヤモンド会員特典で、こちらの提携している旅館の貸切露天風呂を40分間利用できました。私は面倒なので弟2人に行ってきて&写真撮ってきてもらいました。
更衣室。話によると、こちらの旅館では露天風呂だけでなく、大浴場まで丁寧に案内してくれたりと、非常にしっかりとしたものだったとのこと。ますます、厨翠山の接客のヤバさはなんなんだろう。
お風呂は屋上、大自然の中に。わお!お見事な秋晴れですね。訪問したのは9月上旬、ちょっと涼しくなってきた頃。本当に気持ちよかった〜と言っていて、それはよかった。厨翠山の露天風呂は地下だもんね。
厨翠山(定山渓)の宿泊記|まとめ
スタッフの接客スキルが壊滅的な旅館でした。救いは北海道の食材が美味しかったこと、モダンだったこと、布団が極厚で寝心地が良かったこと。
箱根とか熱海とか、温泉旅館が密集している地帯って競争が働くからか、どこに泊まってもかなり満足できる。そういう点で定山渓も安心かなと思ったのですが、ぜーんぜん。このレベルの接客を続けていれば、遠くない将来廃業になるのでは。2年前に伺った章月グランドホテルとかは良かったのにな〜。
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さて、定山渓のあとは札幌に移動。5日で体重1.5kgになるほど、美味しいものいーっぱい食べたので、それらをご紹介!
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