タイでの妊娠〜出産の記録、出産から退院までです。前回もそうですが、すごく個人的な日記です。
さて、私の出産に関してはまじで痛みがゼロで、タイで産めてよかった!!!と心の底から思います。帝王切開でしたが、点滴した時の注射の針が最も痛みレベルが高かったと言えるくらい。これがスタンダードなら、出産へのハードルも下がるのではと思うほど。前回記事はこちらから↓
出産当日
さて出産当日です。夜中に吐いてしまったからか、陣痛促進剤を入れる予定にも関わらず朝食(お粥)を出されました。ちょびちょび食べる。昨晩の話では朝5時から促進剤打つからね!という計画だったと思うのですが、全くその気配がなく朝8時頃にやっと始まりました。タイだなあと思った。
8:00|促進剤開始
陣痛促進剤を入れ始めました。が、点滴入れた瞬間、心拍が下がってしまった。170→90とかそれ以下とか。酸素マスクつけられて、ナースや医者がゾロゾロとお部屋に入ってきます。ただならぬ雰囲気。ドラマみたい!怖い!赤ちゃんがんばろう!!と思いながら酸素送るべく深呼吸。
ナース達が担当医に電話して何やら事情を話している様子。「危ないので帝王切開しましょう!」ということになりました。「赤ちゃんを生かしてくれ!早く切ってくれ!」という思いと、「やっぱりなー」「促進剤の痛みを経験しなくてよかったなー」という思い。心拍下がってピーってなってるのすごく不安だし、ギリギリまでがんばって帝王切開もいやだし、OKすぐ切って!と思った。
8:10|帝王切開
あれよあれよと手術室に。3Fです。たーちゃんは立ち会いできず、5F新生児室に案内されてました。ちなみにバンコクサミティべで帝王切開したお友達は、旦那さん立ち会いOKだったらしいです。
担架で運ばれた先はドラマみたいなThe手術室。食品工場みたいに清潔で無機質なお部屋です。ぺかーっとライトで照らされて、やや緊張。この病院の日本語通訳は当たり外れが激しいのですが、さすがに手術の時はとても上手な通訳さんがついてくれて安心しました。身長や手術歴を訊かれ、まずは背中に麻酔です。「痛いけど逃げないで、動かないでください」とのこと。かなり怖かったんですが、手の甲への点滴を10とすると4くらいの痛みでした。
麻酔が効いているかの確認をされ、OKとなると手術開始。もちろん痛みはなし。グイグイ押されたりしてるな〜と思ったくらい。10分くらいで赤ちゃん誕生!産声高くてかわいい〜。ニコンのカメラもったカメラマンが来て写真撮ってくれてました。唐突にフツーのおっちゃんが手術室にいてウケる。産まれた直後の赤ちゃんといいカメラでツーショット撮ってくれたし、動画も撮ってくれたので産声もバッチリ記録されてます。これ、まじタイで産めてよかったポイント。
38週だし赤ちゃん、ちっちゃい?と思ったけど3200g超え。じゅうぶん!髪生えてるねー、頭おっきいね!と言われる。その後「おめでとうございまーす。それでは点滴に睡眠薬追加しますねー」という声を聞いた瞬間、意識を失いました。
10:30|目覚める
目覚めると別部屋。記憶がポヤポヤしてますが、たぶん10:30くらい。心拍や血圧測ったり点滴したりでいろんな管に繋がれてました。
11:00|入院部屋に移動
5Fのお部屋に移動。風呂トイレ、付き添い人が寝れるソファ付きオーシャンビューの個室!最高!たーちゃんが待機してました。お喋りしたり、写真撮ったり、家族に出産報告したりまったりタイム。
産後でハイテンションですが、体は麻酔が効いててまな板の上の鯉状態。11時〜15時までの間に2回ほど点滴変えたり、血圧測ったり、子宮押されたりされてました。全裸にされて体拭いてもらってパウダーまでつけてもらった。死体の気分。
飲食について、私は14時から水、16時からごはんOK。たーちゃんはスタバ食べてました。
15:00|赤ちゃんがお部屋にやってくる
15時、赤ちゃんが運ばれてきました!!かわいいーー授乳したり、写真撮ったり。母乳はまだ出ないけれど、出すために3時間毎に赤ちゃん連れて来てくれるとのこと。ありがたい。
17:00|晩御飯
食事です。私はお粥と鮭と生姜ドリンク。産後2日までくらいは、毎食お粥でした。それから子宮の戻りが良くなる?母乳がよく出る?とのことで、毎食生姜ドリンクが出されました。しかし特に食事制限は言われなかったので、早々に病院食に嫌気が差して勝手に院内のスタバやら大戸屋を食べてました。たーちゃんもこの時、大戸屋でお弁当デリバーして食べてました。いつ赤ちゃんくる!?とソワソワ。
18:00|赤ちゃんがお部屋にやってくる
2度目の面会。写真撮ったり、たーちゃんが赤ちゃん抱っこしてニコニコしたり。今のところ、楽しいことしかやってないから楽しい。幸せ!!って感じ。
その後は3時間毎、0時、4時のタイミングで赤ちゃんを連れてきてくれました。私は寝たまま、なされるがまま。まああんまり動けないし。そのほか、深夜も含め数時間おきに血圧と体温測りに来てくれた。半分寝ながらで記憶が定かでありません。
産後1日目
産後1日目。帝王切開は術後が辛いと聞いてたのですが、吐き気もなく、身体の痛みもあまりなくビビりました。ドクターも「元気だね〜!」とちょっとびっくりしていたような。ラッキーです、ありがたい。
8:00|シャワー
8時くらいに一旦、点滴を抜かれました。尿道カテーテルも抜きます。一瞬やや痛かった。尿道カテーテルってすごいね、24時間以上尿意を感じなかったのって、自我を持ってからは人生初めてだ。なんて楽ちん。その後、全身脱がせてもらって完全介護状態でシャワーを浴びました。ひどい筋肉痛って感じの痛み。悪露にビビる。
12:00|授乳指導
今日からは基本母子同室。夜間は母子同室か授乳のタイミングで運んでくるか選べるよ、と言われました。同室を選択。
ガッツリ授乳指導もしてくれました。母乳外来の人やナースが来てくれて、1時間以上、咥えさせ方や抱き方など教えてくれた。マッサージもしてくれたけど、噂に聞くような激痛ではなかったです。聞きたいことを聞きまくれて大変ありがたかったです。ちなみにこの記事を書いている今、産後2ヶ月なのですが、乳腺炎デビューしました。この時の母乳外来の人に毎日お世話になってます。40度の熱出て辛すぎです。
15:00|おむつ替え、おへそ消毒
病室にておむつ替えとおへその消毒の指導がありました。おむつはまずパパがやってみて!とのことで嬉しい。まぁ今の私、屈むことさえできないしな。
その後は授乳したり、おむつ替えたり。2人で初めておむつ替えた時はワタワタ。泣き止まない。でもおむつ変えてたーちゃんが抱っこすると泣き止んでホッとする。ほのぼのエピソードでしょ。
18:00|授乳指導
深夜も含め、基本的に3時間おきにナースが病室にやってきて、母乳で足りない分を補うためのミルクを置いて行ってくれます。その際に毎回、授乳指導もしてくれる。これが大変ありがたかった。ナースによって英語対応可否があるので、翻訳アプリは必須。
そのほか、2〜3時間おきに血圧と体温測りに来たり、薬を置きに来たりしてくれました。自分で動かなくて良いので楽なのですが、欲を言えばまとめて同じ人が来てほしい。別々のタイミングでそれぞれ来るもんだから、細切れ睡眠も良いところ。
産後2日目
産後1日までは、処置の経過を事細かくメモしてたのですが、産後2日目にしてもう疲れ果て、記録がない。というわけでざっくり紹介。
沐浴指導
お昼頃にナースの指導のもと、沐浴しました。明日ももう1度指導してもらえるとのことで、今回はたーちゃんが担当。
シンクに銀の桶を置いて、ザブザブ。朝晩2度沐浴してねと言われました。タイ、暑いからかなぁ。ワンオペで2度の風呂はもちろん無理なので、帰宅後は1日1回にしてます。
予防接種
夕方頃、赤ちゃんが連れてかれて予防接種されてました。BCGなどもこのとき打たれてた。タイではハンコじゃなくて普通の針。跡が目立たなくて大変良い。日本は生後2ヶ月とかで注射が始まるようですが、タイでは生後2日目から!我が子は注射に強いのか、その後の検診での予防接種もあまり泣かない。ウギャー!と2秒くらいブチギレて終わり。かわいい。
そのほか、赤ちゃんの授乳してオムツ替えて、私は3時間ごとくらいに体温と血圧測って…といった感じで過ごしてました。
産後3日目
基本的にやることは昨日と同じ。オムツ替えて授乳して、沐浴して。そのほか、足型を取って額に入れてくれるサービス(有料)に申し込んでたので、その型を取ったり。
それから、昼過ぎに病室で写真撮影がありました。1番光が差し込む良い時間にカメラマンさんが来てくれて、家族写真をばーっと撮ってくれた。後日レタッチしたものを、データと写真それぞれでくれました。フォトプラン、まじでおすすめ。3,000Bくらいだし。申し込むならかわいい洋服とメイク道具を忘れずに!
産後4日目(退院日)
退院の日です。朝食を食べ、薬を飲み、4日くらいつけっぱなしだった点滴の針を抜く。「何時頃帰る?帰る1時間前くらいにナーサリーに電話してね。赤ちゃん着替えさせとくから」と言われました。お迎えに行くと、ナーサリーではサミティべのクマさんお洋服を着せられた赤ちゃんが待ってました。洋服・タオルはぜんぶ貰えました。
最後に家族で写真撮影もしてくれた。産後、一番テンション上がったのはこの瞬間かも。この尊い赤ちゃんを連れて帰れるの…!?と幸せいっぱいで泣きそうになった。産んだ直後よりウキウキしてたかも。アドレナリン出てる感がものすごい。その後、いろいろ赤ちゃんグッズのサンプルもらって帰宅です。洗剤とか母乳パッドとか、すぐ欲しいものがあって大助かり。
というわけで、入院記録はこんな感じです。大変快適な4日間でした。
入院中の食事まとめ
サミティべのごはんは、The病院食!って感じでした。朝食は洋食かタイ料理(お粥)か選べる感じ。昼夜は和食かタイ料理かを選びます。前日にオーダー取りに来てくれて、翌日分の3食を選択。ぜんぶ写真撮ったので載せときます。
と、あまり食指が動く感じのメニューではありませんでした。が、院内にはセブン・大戸屋・スタバ・パン屋・カフェなど何でもあるので、課金すれば美味しいもの簡単に手に入ります。
しかし入院中、たーちゃんがあまりに頻繁にスタバに行くので、めっちゃムカついて喧嘩(というか罵倒)した。いつ泣くかわからない新生児がいて、私は手術後で好きに動けないのでなるべく部屋にいてほしい、と言っているのにも関わらず、日に5-6回はフラッとカフェ行く。行くなって言ってるのに、サッといなくなる。クソかよいいよな男は息抜きできて、と思った。
そしてこの部屋からいなくなるやつ、未だに自宅でもやるんだよな。コーヒー買ってくる!とか言って10分くらい消える。私がそれについて怒ると、「わかった…もうどこにも行かないね。コーヒーも飲まない。何もしない」と発言、制限されてカワイソウな僕!みたいな雰囲気出す。私はどこにも行ってないし産前から10ヶ月以上大好きなコーヒー控えてるんですけど。
グチになってしまいましたが、部屋にいる限りは協力的で助かってます。乳腺炎で私が倒れた時はずっとお世話してくれてたし。
タイ シラチャ サミティベート病院での出産記録|まとめ
というわけで、タイでの出産はこんな感じでした。総括、最高!特に良かったのは、痛みがななったこと&フォトプラン!先生やナースもみんな優しかった。いろいろゆるくて、やっぱりタイ大好き!と思いました。
長い日記を読んでいただき、ありがとうございました。タイで出産する人がもしこれを読んでいたら嬉しい限り。次回からはまた、ホテルやレストランの記事を出します。
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