タイ シラチャ サミティベート病院での出産記録②妊娠健診(後期)

シラチャ

タイ・サミティべシラチャでの後期の妊娠健診の記録です。初期・中期・後期と通して、後期が一番きつかった。体調悪いし、貧血に拍車がかかるし、せっかちなもんでいつ生まれるの〜!?とイライラした。と言っても、かなり健康ではあったのですが。前回記事はこちらから↓

タイ シラチャ サミティベート病院での出産記録|後期の妊娠健診

今のところ育児、楽しい!

日本ではこの頃になると2週に1回の健診になるようですが、タイでは変わらず月1です。臨月でも2週に1回とのんびりペース。世界を見ると日本が手厚いだけで、こっちの方が多分普通。欧米とか出産までに3回くらいしか健診ないって言うもんね。

28w0d:経腹エコー、尿検査、糖負荷検査、破傷風など3種混合ワクチン接種


28週の健診。たーちゃんも一緒に来ました。サミティベートの産婦人科は、夫婦で来ている人がとっても多い。エコーを一緒に見れます。この日はめっちゃ動いてた!!指チュパも見れて顔もほんのりわかって、テンション上がる。しかし逆子。体重は1kgくらい。

その後、糖負荷検査50gを受けました。それから破傷風など3種混合ワクチンも接種。翌日くらいに病院から電話。なんと糖負荷検査引っかかり、再検査に。前日にお友達とカフェ行って甘いものたらふく食べたからなあ。

29w0d:糖負荷検査の再検査

労ってほしくてたーちゃんに送った写真(無視された)

糖負荷検査の再検査。これ妊娠・出産全てを通じてキツかったことのTOP3に入る。前日0時から絶食、朝7時に病院で激甘ジュース(熱い・まずい)を一気飲み→1時間ごとに採血4回。日本でもたぶん同じ感じの再検査が行われると思うんだけれど、貧血の身にはキツすぎました。2回目採血くらいでゼエハアして、ナースが入ってきて大丈夫か!?やめる!?とワタワタ。しかし、やめる選択すると、もう1回別日にイチからやり直し…?無理すぎ…と思い根性で続行。ここ病院だし、失神しても安心だなとも思った。

4時間くらいかかって無事終了。ヘロヘロも良いところ。検査結果は問題なし、数値低いほど。前日に甘いものたくさん食べるのはやめましょう。

32w0d:経腹エコー、尿検査、逆子なおる

32週、たーちゃんと一緒に検診。尿検査あり。健診はいつも10分〜20分程度の待ち時間なのですが、この日は1時間近く待った。待合室は暑くて座りっぱなしで、具合悪くなる。しかしまあ、1時間で長いって感じるのは幸せと思う。日本の病院ってなんであんな待つんだろう。

4Dエコーをしました。エコー中にお腹が張って、普段も張る?とドクターに聞かれ、1日1回くらいと回答。「張り止め処方するから、1週間は毎日飲んでね。その後は張った時に飲んでね」とのこと。ざっくり診断なんだなー。エコーではお顔がめっちゃはっきり見えてテンションあがる!頭がでかい、36wの大きさと言われてビビりました。義母に聞くと、たーちゃんも頭がデカかったらしい。ドクターはたーちゃんをチラチラ見て、「似てるかも!」とのこと(生まれた結果、まだ生後1ヶ月ですがみんなに「パパ似だね〜!」と言われます。遺伝子つよつよ)。

毎回4Dエコーしてくれて贅沢!

そういえば、サミティべでの診察は基本、日本語通訳が付きます。LINE通話で通訳さんが参加。しかし通訳のレベルの差がめちゃ激しい。この日は特に通じない人だった。逆子、直ってますか?と3回聞いても「??サカコ・・・なんですか??」と、本当に産婦人科の通訳さん?と疑いたくなる発言。結局そこから英語に切り替え先生と直接会話。英語もしくはGoogle翻訳の方が早いとおもう。わたしはエコーは英語、診察も特に問題ない時は通訳なしで英語でした。※さすがに病院側も通訳のレベルは把握しているようで、帝王切開中はめっちゃ日本語レベルの高い通訳さんを付けてくれて安心でした!!

36w0d:経腹エコー、尿検査、内診

正期産まであと1週!この日の健診内容は尿検査、エコー、内診。エコーするも、もうこの頃になるとデカくて顔がクリアに見えない。NSTするのかな?と思ってましたが、なしでした。そして久しぶりの内診。やや痛、1cm開いているとのこと。「あなたの骨盤は小さい、しかし赤ちゃんの頭は大きい」と言われる。帝王切開匂わせ!かと思いきや、「でも今は身体がそこまで大きくないので普通分娩もいけそう」とのこと。

出産パッケージの案内を受けました。希望パッケージを決めて、サイン。絶対に無痛分娩がよかったので、しつこく麻酔はできるのかと質問。できるにはできるけど、麻酔医の予定が来月にならないとわからない〜みたいなことを言われる。話の感じから誘発剤使う計画無痛分娩もできそうでした。「まあまだ全然開いてないから、今心配しなくても良いよ〜。また今度決めよ!」と言われる。2週間後に生まれるのに!

37w6d:本来の健診予定日1日前。下痢&胎動少ない&お腹ずっと張ってるので先生にLINEで相談して病院へ

新生児の足!赤ちゃん、小さいけれどお腹に入ってたと考えるとデカすぎてビビる

検診の予定日1日前。体調不良(下痢&胎動ない&お腹ずっと張ってる)ので担当医にLINEで相談して病院へ。先生のLINE知ってるのってめっちゃ良い。いつも即レスしてくれるし。すぐ病院行って!とのことで予約なしで訪問。

「予約ないんだけれど、お腹が張って不安です」と伝えると、即NSTしてくれました。待ち時間ナシ、座る間も無く即対応で安心。結果、胎児の脈が早い(180くらい)&胎動が少ないとのこと。ドクター(担当医ではない人)が来て、内診もしてくれる。結果、ほんのちょーっとしか開いていないとのこと。「うーん、帝王切開の方が安心ね。今日16時から、どう?」との提案。今日この後お茶しない?のノリ。まじかー、とビビる。そして「エコーとかで状況見てもらえないんですかね?あと一応普通分娩希望なんですけど…」と相談。

状況を見るため、担当医が非出勤にも関わらず来てくれることになりました。医者って大変だなあ。休日もあったもんじゃない。その間に私はNST2度目。結果、胎児の脈は相変わらず速めなものの、下痢によるものかもという判断。一旦、明日まで様子見ようとのことに。しかし家に帰るのは危険らしい。ということで、入院!

結局この日、入院になりました。1日中NSTつけてた。

無痛分娩の希望を汲んでくれて、今日入院で明日促進剤で生もう!午前中なら麻酔医いるよ!ということに。ありがたーい。エコーもしてくれて、3kgあるとのこと。生まれても問題なし。というか常々38週で産みたいと言っていて、本当に38週ピッタリで産めることになって嬉しい。

診察後、先生(ややギャル)に超笑顔で「エキサイティング?」って聞かれてウケる。ナーバスだよ〜というと、まぁ明日、無痛の注射打てるし大丈夫大丈夫!赤ちゃんに会えるよ!とのこと。明るい先生でよかったー。

分娩室。ここで一晩越しました。ベッド硬すぎて辛かった。

入院が決まり、分娩室に移動。車椅子で仰々しく。12時過ぎに病院行って、この時点で16時。朝からキットカットしか食べてないのにお腹すかない。たーちゃんに電話して入院になったこと、明日産むこと、帰れないから荷物持ってきて欲しいことを伝える。ビックリしながら会社早退してきてくれました。優しい。

分娩室、付き添いの人がゆっくりできるスペースもあります

分娩室に移動後、採血と下痢の抗生物質で点滴。痛い!!!「夜ご飯オーダーする?」と聞かれるも、あんま美味しそうじゃないのでパス。たーちゃんが荷物持ってくる。分娩室。大戸屋でご飯、スタバでケーキ買ってきてもらいました。特に食事制限はなかったです。

ご飯いただきつつ、いろんな書類にサイン。この日は分娩室に入院のため、たーちゃんは宿泊不可とのこと。19時に帰され明日の8時に来るよう言われる。私はシャワー浴びて良いよ、と言われ、点滴の針さしっぱなしで片手でモゾモゾ洗いました。何はともあれ、38週で産めそうで幸せ。病院に来るか迷いましたが、来てよかった。ずっとNSTしてるので安心できる。とりあえず明日に備えよう…

なーんてノンビリできてたのはこの時までで、ここから猛烈に私の熱が上がりました。38.3度まで上昇。胎児の心拍は問題ないものの、めっちゃ具合悪い。インフルみたいな具合悪さ。ダルい、関節痛い、お腹痛い。薬を飲んで、深夜0時に身体中を冷たいタオルで拭いてもらう。介護だ。

実はこの3日前くらいにたーちゃんも同じ症状(下痢&発熱)があったんです。胃腸炎?うつったの?まじ?と思いつつ悶え苦しみました。関節が激痛、かつ寝床は分娩台なので寝心地悪すぎたのが辛かった。NSTつけててお腹もひんやりだし。そして2:00ごろ2〜3回嘔吐。抗生物質の点滴を追加して1時間ごとに熱と脈を測ってもらう。注射もしたような。あんまり記憶がない。まな板の上の鯉とはこのことか…とボーッと考える(私の出産の辛さのピークはこの時でした)。

今は赤ちゃんがまな板の上の鯉。まだ自分の手も発見してない!かわいい!

点滴やら薬やらが効いて、朝には熱が36.9℃まで下がりました。体調もマシに。そして朝5時から誘発剤を入れることに。まじ?今から出産すんの?細切れトータル1時間ちょっとしか寝てないよ?体力ゼロすぎる、むり…。と思うも、抵抗する元気もない。医師が誘発剤入れてOKと判断したんならイケるんでしょう(無理で帝王切開になったのですが)。この時、産むぞー!って気持ちは皆無。具合悪い、眠い、本当に産むの?と思いながらボーッと寝っ転がって、なされるがまま。

というわけで、翌日出産しました。続きます。読んでる人いるのかな?ここまで読んでくれたあなた、ありがとうございます。

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