白砂漠ツアー(エジプト)の体験記②白砂漠・温泉

エジプト

1泊2日のエジプトの白砂漠ツアーの記録です。ちなみに訪問時期は2023年4月。ラマダンだし、砂嵐が吹くこともあるしということで、実はギリギリまで行くのを迷ってた。結局、ラマダンは観光にはあまり影響なく、砂嵐もなく、本当に行ってよかった〜。前回の記事はこちらから↓

白砂漠ツアーの体験記|2日目の朝食

昨晩は22時くらいに眠りについて、朝起きたのが7時半。9時間睡眠!!私は割とどこでも眠れるタイプなのです。砂漠の夜は鬼の寒さと聞いていたけれど、ガッツリ防寒装備もしていたのでぐっすりでした。

起床し、まずはお外で顔を拭いたり歯を磨いたり。お風呂はありませんが、めちゃめちゃ乾燥しているので全然気持ち悪い感じはしません。言い換えると、1日中外で遊び回っても汗が気にならないくらい、乾燥がエグいということです。たーちゃんは唇から流血してました。リップ持って行きましょう。

今日のトイレ。砂トイレなんて猫にでもなった気分です。おしっこは地に落ちた瞬間に砂に吸収されてしまう。なぜか無力感に苛まれ、「ここでおしっこの池をつくってやりたい…!」という気持ちになりました。

そういえば、砂漠にはフェネックというキツネが生息しているらしい。夜になると出現することもあるとか。今回は出会えませんでしたが、それっぽい足跡発見!こんな食べ物がなにもない砂漠でよく生きてる。

みんなが起き出して、朝食タイム。アラビアンなパンとバナナ、チーズ、卵、コーヒーなど。ディナーとは打って変わって質素飯。

「いただきま〜す」と言うと、一緒に食べてたスイス人の奥さんが「召し上がれ〜」と返してくれた。えっ日本語!?と思い聞いてみると、なんと昔、1年ほど日本に住んでいたとのこと!その後もちょくちょく日本語交えて話してくれて、1年住んだけでこんなに言葉を覚えてるの凄いな〜と思った。

わたしもタイに住んでる間にちょっとはタイ語、覚えてみようかしらという気持ちになりました。

白砂漠ツアーの体験記|白砂漠

さてキャンプ地を出発です。この旅のメインとも言える白砂漠!その中でも有名らしい、キノコ(左)と鶏(右)のオブジェ。立禁のヒモで囲まれてるんですが、ガイドさんは当たり前のように跨いで「ホラ!そこ立って!」と指示してくれた。

3,2,1でジャーンプ!すごい青春ぽい写真が撮れて嬉しいです。わたしはダークな学生生活を送っていたので、こんな写真初めてです。大人になって失った体験を取り戻している感じ。人生、やり直しが効くもんですね。

これはラクダの山だっけな。広ーい砂漠に、こんな感じのモノに見立てられる岩がポツポツあって、そこで停車して写真撮ってくれました。地図も何もないのに、広大な砂漠の中を、無駄なくおそらく最短距離で次々と案内してくれてさすがです。

まるまる太ったハトちゃん。遠近感がバグりますが、5〜8mくらいあると思う。

バニラアイスクリームらしい。これはガイドさんのイチオシポーズ。岩に乗ってヒョイ!しかしこれが超むずくって、私は断念しました。写真で見るよりかなり高いし、足場は砂でサラサラしてるし、落ちた先には頭がかち割れそうな岩がゴロゴロしてるんだもん。決死のポーズですよ。

「うさぎって言われてるけど、ダックに見えない?」と、ガイドさん。む、確かに、立派なくちばしをお持ちのダチョウさんにも見えますね。妻と義母の騙し絵みたい。

日々のつまらないルーティンのように(ガイドさんにとっては本当にそうなんだろうけど)、ヘンな形の岩をサクサク見て、退散です。

白砂漠ツアーの体験記|温泉

最後の目的地はこちら。空き地やん…と思うのですが、温泉が湧き出るスポットなのです。こんなトロピカルな場所に温泉あるの?と感じますよね、ありました。

こんな感じ。まあ鯉の泳ぐ水槽感は否めないのですが、すぐ側にはゴツいポンプや汲み上げる機械があったりして、ちゃんと温泉なんだな〜と思えました。私は足湯だけ。たーちゃんはパンツになって泳いでました。ぬるくて気持ちいい〜。

なお、エジプトは日本みたいにそこら中に温泉が湧き出るわけじゃないらしい。ここはめっちゃ貴重な場所、とのことでした。

白砂漠ツアーの体験記|2日目のランチ

温泉で汗を流して、ツアーは終わり。スタート地点の Desert Safari Home にお戻り。再びハイビスカスティーを振る舞ってくれました。

ベンチに腰を落ち着けた瞬間、昨日のネコちゃんがフラッと再び現れる!「あ、ゴハンくれる人間たちだ」と認識してくれたのでしょうか。

こっちおいで〜と言うと、へいへい、とお膝にストン!人懐っこい!「撫でろ」という声が聞こえた気がしたので、仰せのままに。ゴロゴロ音をしばらく奏でてくれて幸せでした。

そろそろカイロに戻る頃かしら、と思っていると、「お昼も食べてく?」とありがた提案。本来ツアーに含まれないはず。パンとバター、いものコロッケ、ポテチです。

ごちそうさまして、カイロに戻ります。ガイドさんとはここでお別れ。「iPhone を買うのが自分の夢」と言っており、少しでも足しになればいいと思いチップを渡す。ドライバーさんと、彼の弟だという子供(10歳くらい?)も同乗してました。4時間の道のり、ずーっと静かにしてて偉すぎる。

今夜はカイロ空港のホテルに宿泊。この子にとっては飛行機が珍しいのか、目をキラキラさせて景色を見ていて愛おしかった。

白砂漠ツアーの体験記|まとめ

あっという間の1泊2日。行ってよかった!これだけの体験をして1人1.6万円は破格すぎると思いました。カイロ送迎とチップを含めても安すぎます。エジプトポンドが弱いうちに行くのが良いかもしれない。最後に、持っていってよかった〜!と思った持ち物は以下です↓

トイレットペーパー/ウェットティッシュ/リップクリーム/スカーフ/サングラス/水/歯ブラシ/防寒具/スマホのバッテリー

これだけ満足できたのは、ガイドさんの力も大きいでしょう。利用したのは Desert Safari Home です。英語がめっちゃ聞き取りやすいし、日本語も多少交えて喋ってくれる。論理的でユーモアもある。大自然を体験できたのはもちろん、ベドウィンの人生、考え、悩みを聞けたのも貴重な経験でした。おすすめ!

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