トルコは本当に観光地の多い国ですね。しかも国中あちこちに見所が点在している。死ぬまでにあと2回は訪れたいと思ってます。そんな中でもやっぱり外せないのがカッパドキア!今回は滞在が2日しかないので、ツアーを利用です。日本語・プライベートという贅沢オプション付けました。超楽しかった!
カッパドキア1泊2日ツアー|内容・金額
利用したのはベルトラの「世界遺産カッパドキア 1泊2日プライベートツアー」です。カッパドキアは交通手段が基本車、そして観光スポットが散り散りになっているので、短期滞在の方はツアーが良いと思います。というか色々見ようと思うと、ツアー以外はあり得ないかも。
1日目
- 5:00|ホテル出発
- 7:25|イスタンブール空港(SAW)発
- 8:40|カッパドキア・カイセリ空港着
- 10:30|ギョレメ野外博物館
- 12:00|三姉妹の岩
- 12:10|ランチ
- 14:00|オズコナック地下都市
- 15:00|オルタヒサルの丘
- 15:30|ラクダ岩
- 16:30|ホテルチェックイン
2日目
- 4:10|ホテル出発、気球ツアーへ
- 5:00|気球乗船
- 7:00|ホテルに戻る
- 10:30|ホテル出発
- 11:00|ローズバレー
- 12:10|ゼルヴェ屋外博物館
- 13:30|ランチ
- 14:30|チャウシン教会
- 15:40|アイディンリヒル
- 16:00|ウチヒサルの山
- 16:30|ピジョンバレー
- 17:00|お土産
- 21:30|カッパドキア・カイセリ空港発
- 22:45|イスタンブール空港(SAW)着
今回なんと、妊娠7週での海外旅行でした。それもあって、自由が効きそうなプライベートを選択したのです。プライベートツアーは、事前に行きたい場所や行きたくない場所をざっくり書いて出すと、希望に叶った感じでアレンジしてくれる仕組みでした。
ちなみに私は「絨毯・宝石屋さんに絶対に絶対に立ち寄らないでほしい」と書きました。高額ツアーでしつこい押し売りされるの嫌だもん。プライベートにしたおかげで、「お腹すいた!ご飯にしたい!」「眠いからもうホテル行く!」「安いお土産屋さん教えてほしい!」というワガママ全部聞いてもらって、ストレスの全くない旅行となりました。料金は以下。ユーロ建なので高〜い!
- €121,571/人×2=€242,347=242,347円
- イスタンブール⇄カッパドキアの航空券、ホテル、食事込み
- 日本語ガイド、プライベート、気球1便確定
- ガイドさんとドライバーさんに別途チップ$20〜30渡しました
↑はプライベートツアーの中でも一番いいやつ。気球乗らなきゃ€300くらい安くなります。あと、気球は1便と2便があって、朝日が見られるのが1便で割高。2便でもOKプランにすると€50くらい安くなります。プライベートじゃなかったら€200〜€300くらい安いと思います。
5:00|ホテル出発、イスタンブール→カッパドキアへ
今回のツアーはイスタンブール発着です。ガイドさんとはカッパドキアの空港で合流。フライトチケットはツアーの1週間くらい前にメールで送られてきます。4:45にホテルピックアップのはずが、5:00になっても来ない!
しかし宿泊したホテルのスタッフさんがめちゃ親切で、ツアー会社やタクシー会社やらあちこちにいろいろ電話かけてくれて、無事タクシーが来てくれました。トルコで電話使えないし、電話のやりとり全部トルコ語だったし、1人だったらどうなってたか。本当に感謝です。
それにしても異国の夜明けって、本当切ない気持ちになる。明るくなって元気が出てくるような、寂しいような。なんて感傷に浸ってると見事、車酔いしちゃった。カッパドキアまでは国内線で1時間ほどで到着です。座席に座った瞬間に寝て、目を開けると着いてました。
空港に着いてドライバーさんと合流。ちなみにツアーの車はこんな感じで広々、シートもしっかりで超快適!人目を気にせず常に足をだらんと伸ばして休めるので、プライベートにして本当によかった〜〜と思いました。空港からカッパドキアまで40分くらい。もちろん爆睡。
こんな感じで広い道路を爆走です。北海道みたいだな。市街地っぽいところに入ったところで、ガイドさんと合流しました。メイクのはっきりした、親しみやすい元気な女性。「あら〜兄弟?中良いのね〜!可愛い〜!」とニコニコ。
このガイドさん、お互いに気を遣いすぎることなくって快適でした。
10:30|ギョレメ野外博物館
さて早速最初の観光地へ。なんか天気が安定しない日だったようで、「晴れてるうちに屋外系の観光地を見ちゃいましょう!」という方針らしい。ギョレメ野外博物館という、10世紀〜くらいに迫害されてたキリスト教徒が隠れて暮らしてた洞窟群です。岩に開いた穴の中にキリストの絵がいっぱい描かれてるの。
こんな感じの岩山がたくさんあって、そのうちのいくつかが中に入れるようになっています。まるで人が隠れるために作られた地形です。
崖の上の方にある穴も多くって、結構急な階段をガシガシ登る必要があります。カッパドキア観光はパンツ+スニーカーがベストでしょう。
この写真の右手に絵画が描かれたお部屋があるのですが、残念ながら写真NGでした。教会として使われていたお部屋のほか、食堂として使われていたお部屋もありました。色がかなりハッキリ残っていて、1000年も前のものとは思えない。
1時間くらい観光して、移動です。帰り道にトルコアイス屋さんを見つけて「食べたい!」と言うと、「ここ高いから、後で良いところ案内するね」とアドバイスもらえた。OK、だけどお腹空いた〜とワガママしてると、じゃあ早いけどランチにしちゃおうとなった。プライベートでよかった瞬間です。
観光地には結構な頻度でおしゃれしたラクダさんがいました。カッコイイ!
12:00|三姉妹の岩
ランチのお店までの道中に「三姉妹の岩」と呼ばれる有名な景色があるとのことで、お立ち寄り。帽子を被ったみたいに見えるからこの名前だそう。きのこの形の岩はカッパドキアにたくさんあるけれど、頭の部分が綺麗に3つ残ってるのが珍しいらしい。
噴火でできた岩がながーい時間かけて、この形になったとのこと。上の部分と下の部分とで岩の種類が違うからこんな形になるんだそう。
お腹ぺこぺこ&雨が降りそうなお天気につき、サクッと写真撮って車に戻ります。
12:10|ランチ
おまちかねのランチタイム。壺ケバブをいただきました。こちらの記事にて詳しくご紹介しています↓
14:00|オズコナック地下都市
ポツポツ雨が降り出していたので、屋内観光地のこちら。地下都市ってなんともワクワクする名称です。こちらも昔、迫害されてたキリスト教徒が隠れて生活してたところらしい。
階段を降りるともう真っ暗。腰をかがめてよいしょよいしょとくねくね道を進みます。道はいくつもあって、その中のちゃんと観光できるように電気ついてる場所のみを、ガイドさんの後付いて歩く感じです。
廊下を歩くと教会や食堂、ワイン製造所などの広い部屋に出ます。ここはワイン作る場所らしく、ブドウ潰すところ、濾すところなど紹介してくれました。写真にある壺で発酵させるらしい。こんな環境でも造られるほど、ワインって大事だったんだな。もっと重要そうな、寝室とかトイレとか風呂は見なかったな。立ち入り禁止エリアだったのかしら。
こちらは敵が来た時に道を塞ぐためのドア。背中伸ばせない、太陽の光も浴びられない、いつ追手が来るかわからない。本当に過酷な環境だな、うつ病発症間違いなしでは、と思いました。
お決まりの写真スポットらしい。指示されるままにパシャリ。岩は固定されているのか、びくともしません。このオフザケ写真、ここで暮らしてた人が見たらどう思うだろう。「キャッキャしやがって、ふざけんな!こっちは必死だったんだ!」それとも「いや〜まさかこれが観光地になるなんてねアッハッハ」。後者だといいなと願いながら。
外に出たところのアイス屋さんをガイドさんにおすすめされて、挑戦。のびーるアイスで、おちょくられまくり。渡されたと思ったらコーンしかない!その後もクルクルひらりと渡す・渡さないの攻防を1分ほど続けてやっともらえました。アトラクション。
ピスタチオとレモン。さっぱり美味しい!フレーバーはいくつ頼んでも同じ料金という謎システムでした。弟はチョコ味頼んでた。
アイス食べてると、この地下都市を発見したというおじいさんが来てくれた。「わしずっとこの近くに住んでて、ちょっと庭の穴掘ってたら出てきたんだよね。もちろん貴重な遺跡だからこの辺りは全部国のものになったよ。なのに政府はほんのちょーーーっとしかお金くれなかった」と言って諦めたみたいに笑ってた。
15:00|オルタヒサルの丘
続いてはこちら、オルタヒサルという街を一望できる山の上です。カッパドキアでは、宿泊したホテルもご飯食べたレストランも洞窟をそのまま利用してつくられた場所でした。なので山と洞窟だらけの土地というイメージでしたが、こうして見ると全然そんなわけじゃないですね。
当たり前だけど普通に四角いお家で暮らしてる人が大半で、わたしは観光客だから洞窟建築にいっぱい行ってるだけでした。ここでは、いかにもな映えなスポットで写真撮ったり、ちょっとお茶したり。チャイをいただきガイドさんと弟と3人でおしゃべりタイム。
この旅行は2023年6月でした。ちょうどトルコの大統領選が終わった時。ガイドさんにエルドアン勝ったね、どう?と聞くと心底うんざりした顔して「政権変わるって本当に期待していたのに。エルドアンなんて田舎の老人が支持してるだけ」と言ってました。
「インフレインフレ、またインフレ。給料そのまま、なのに生活費はここ数年で倍くらいになってる。カッパドキアはまだマシな方。イスタンブールなんて、もうこの状況じゃ暮らせないわよ」。日本と同じですね。
15:00|ラクダ岩
本日最後の観光スポット、ラクダ岩に向かいます。天気が本当にコロコロ変わって、暑いくらいに晴れてきました。それにしても、三姉妹やらラクダやら、色んなものに見立てられると観光地になるんだなー。エジプトの白砂漠にもウサギやらアイスクリームやらニワトリやらいろいろいたのを思い出す。
じゃん。左に見えるのがラクダ岩。しかしもうこの時点で疲れ果てており、「すげえ!ラクダだね!」と拍手して写真を撮って、3分ほどで退散。リアル馬さんがカッコイイね。
16:30|ホテルチェックイン
本日の観光はこれにて終了。朝4時起きのツアーで眠くなるの確実なので、「17時にはホテルに着きたい」と事前にリクエストしておいたのです。他のツアーだと「ローズバレーで夕焼け鑑賞」なんてのが組み込まれてるのもありましたが、夕焼けまで起きてられる自信がない。毎日9〜10時間寝てるので、眠くて眠くてしょーがないんです。本日のホテルは高級洞窟ホテル「Hanedan Cappadocia Suites」。詳しくはこちら↓
ぐっすり眠って、翌日は気球ツアー!このところ悪天候続きだったらしく、飛ぶか怪しい感じだったのですが本当に運の良いことに、乗ることができました。2日目の旅行記はまた次回。
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