旅行先をトルコに決めたきっかけは、去年の夏にサントリーニ島に行った際のトランジットがイスタンブールで、飛行機待ってる間に「トルコってミシュラン来てるのかな?」「おっちょうど来年からくるらしいじゃん!」「行くしかないね!」という会話でした。ちゃんと旅行記にも残ってる!というわけで有言実行、ミシュラン獲ったお店に行ってみました。
nicole(イスタンブール)とは
トルコ・イスタンブールのレストランです。
- Google Mapsの評価4.5(2023年7月時点)
- ミシュランイスタンブール 2023 一つ星獲得
- 今回はディナー利用、2,650リラ/人のコースをオーダー
この時は1リラ=4円くらい。バーツと同等なので計算が慣れてて楽でした。
nicole(イスタンブール)で食べたもの
レストランは新市街にある高級ホテルの3Fです。一旦ロビーを通ったのですが、雰囲気が素敵すぎて今度来た時ぜひ泊まりたい。
1ヶ月ほど前に予約していたからか、かなり良いお席にご案内いただけました。写真だとわかりにくいかもですが、ボスポラス海峡ビューです!
メニューは2種類。大きな違いはメインの数かな。食べられない可能性が高いのでお安いNo.2をオーダー。この立地のミシュラン獲得のお店としてはお手頃のような。というかまだリラがめっちゃ安い。
現在のリラ、こんな感じですよ。5年スパンで見るとすごく下がってるのがわかります。しかしまあ、観光客向けのサービスは値上がりもものすごくしているようで、物価安ー!!って感じはそこまでしなかったかも。
ちなみに4月に行ったエジプトも、めっちゃポンドが下がったタイミングでした。
さてゴハンに戻りましょう。最初にソムリエの方が挨拶してくれて、「ワイン何かお持ちしましょうか?」と聞いてくれました。「妊娠中なんですよー」と伝えたところ、おお!とニッコリ笑って「それじゃイチゴのモクテルがおすすめですが、いかが?」と提案いただき、お願いしました。これがザリザリな果実と酸味があってめっちゃ美味しい!
アペタイザーはこちら「Circassian Duck」。直訳するとコーカサスの鴨?左はフレンチみたいな濃厚鴨ムース。右はベリーソースの乗ったムースがパリッパリの生地にちょこん。見た目から想像できませんが、カレーの後味でした。
パン。「Sweet Bread Creme Caramel」。右の真っ黒のが、甘い生地にベリーが混ざっていて、付け合わせとしてじゃなくても楽しめる美味しさでした。
オリーブオイルの湖に浮かんだバター。スパイスがたっぷりかけられてます。クミンの香り?これもカレーっぽさが感じられました。トルコ料理はそうなのでしょうか。
美しさにテンション上がった「Open Dolma|Einkorn, Salted Yogurt, Roasted Pepper」。パリパリ硬めの生地に焼く前のハンバーグみたいなお肉がサンドされています。上がヨーグルトとベリー、甘いオレンジ?のムースで彩られてます。酸味の後にやや辛味がくる。なんだか(聞き取れず)っていうトルコ料理のモダンバージョンですって言ってました。
ここで「シェフからの特別なプレゼントです」と(もちろん全席に)お豆のお皿が登場です。メニューに記載はありませんが、そらまめ煮たやつ。いい匂い!と言うと「バターオニオンの香りです」とのこと。ソースはベジタブルフランで、これまた素材の甘さで最後の1滴までいただきました。
「Hen “Kazandibi”|Seasonal Mushrooms , Mahlep」。 “Kazandibi”とはググるとTurkish ‘chicken breast’ puddingだそうです。本来デザートっぽい?ですがこれはメイン。超柔らかくされた鶏肉の上をプリンぽいクリームが包みます。ソースは赤ワイン系。上に乗る本日の季節のマッシュルームは黒海のトリュフとのこと。食材は不思議ですが全体的な味は食べ慣れた感じ。ソースのせいかしら。
お口直しのシャーベット。シソに感じました。超好き!美味しい!お口、直った!
さてメイン!まずは弟「Kid|Hardaliye Sauce, Noah’s Legumes」。お肉料理を選択です。Hardaliye Sauceとはブドウ、マスタードシード、サワーチェリーから作られるソースだそう。
私はこちら「Catch of the Day|Artichoke oyster sauce」。でーっかいエビちゃん。右のお花はアーティーチョーク。トルコ料理でよく使われる印象です、アーティーチョーク。こっくりしたソースがやや蛋白となエビと合って美味しかった。
ここからデザート!バニラアイス、上にはチョコレート。ほどの良い甘さでとっても美味しい。滑らかでクリーミー。毎日食べたい。
さらにもう一つ。え、またアイス?と思いきや、こちらはムース。冷たくないんです。弾力を失ったマシュマロのような食感。味もほんのり甘いんだけれど正体がわからない。ベリーのソースで食べる感じ。
小菓子まで。忘れちゃったけど3種類。「ホントはウィスキーを入れるやつなんですけど、妊娠中とのことで抜いてます」とのこと。ありがとう!
ラストはコーヒーか紅茶を選べます。もちろん紅茶、チャイを選択。グッと熱くて消化が促される気がしました。
すっかり夜も更け暗くなりました。わかりにくい写真でアレですが、ライトアップされたモスクや橋が見えて本当に景色も素晴らしいレストランでした。異国情緒ダダ漏れ。
nicole(イスタンブール)|まとめ
美味しかった〜。しかし昔ブルガズアダに行った時にも思ったけれど、信じられないくらい美味しい1品がなかったかも。全体的にまとまりはあるんだけれども。レストランのせいなのか、トルコ料理がそうなのか。判断するには経験値が少ないので、また違うお店も行ってみたいな。メニューは毎月かシーズンごとかに変わるみたいです。ここからチェックできます。
nicole(イスタンブール)|店舗情報
店名 | nicole |
営業時間 | 18:30〜 |
定休日 | なし |
予約方法 | 公式HPから デポジット1,000リラ/人必要 |
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