4泊5日のトルコ旅行、到着した日の午後と2日目午前、そして帰国する日の午前を使って細切れ観光してきました。ヨーロッパの景色に荘厳なモスクがどんと建ち、ひたすら美しかったです。街全体でネコを(犬も!)愛でてる感じがすごくごく素敵でした。街歩きの様子を綴ります。
イスタンブール旅行記|イスタンブール新市街
荷物を置いて早速お散歩。最初の感想は「ヨーロッパじゃん!」。この日のホテルは新市街のど真ん中にあって、歩いて2分でこの賑わい。まず向かったのは電気屋さん、Cタイプのコンセントを持ってくるのを忘れてきたのでした。
歴史を感じる石造りのビルの間に、ポッと出的なアイス屋さんがあります。300mごとくらいにあったかな。
フラッと入ったアクセサリーやさん。一人旅ってかなり久しぶり。「誰かと一緒の方が楽しいな〜」と思うことも多いけれど、こうやって興味のままに動いて好き勝手時間を使えるのも、やっぱり楽しいですね。
ターコイズブルーやゴールドの爽やかアクセがたくさん売っててつい手に取っちゃう。どれも300〜600円くらいのお手頃価格。家族と自分にいくつか購入。白ワンピに映えそうなものをゲットしてハッピー。ビーチリゾート行くときに合わせよう。
大通りにはカワイイ路面電車も走ってました。猫の多さや、路面電車、物価の割安さ、平和な雰囲気がリスボンみたいってちょっと思いました。現地の人の移動手段として活用されてるらしく、午後になると超満員でインドの電車みたいに立ち乗り、というかぶら下がり乗りしてる人を乗せた電車も見た。
この日の夜は1人ごはん。ちなみに今回の旅行は大学生の弟と一緒です。現地集合、弟とは翌日午後に合流しました。ホテルで食べようと思い、テイクアウトできそうなお店を見つけました。
じゃん。ケバブセットです。写真に映ってませんがトルティーヤ10枚セットもついてました。800円くらい。ジューシーなナスとお肉がとっても美味しい!んですが、多すぎです。オーダー時に「これ1人で食べれると思う?」と聞いたところ「ヨユーでしょ」と言われたのですが、嘘!2日に分けてごちそうさま。
↓ここからは2日目夜の記録です。弟と無事合流して、ミシュランディナーをいただきました。ホテルとレストランは徒歩10分くらい。お散歩です。右の写真のOXXOっていうお店が、お手頃価格でカワイイ洋服たくさん売ってて楽しかった。
イスタンブールの有名なお菓子屋さん「Hafiz Mustafa 1864」。イスタンブールに10店舗くらいあって、どこも軒並み評価が高い。お土産買おうとお伺い。
こんな感じでショーケースにずらりとお菓子が並んでます。欲しいものを指差しで伝えて、箱に詰めてくれるスタイル。高級感とスーベニア感のある缶の箱に入れてもらえて、お土産にピッタリ。賞味期限は1週間とのことでした。ちなみに全部、激甘です。
お散歩途中に出会った猫ちゃんたち。往復20分でこんなに!みんなふくふくと丸くって、幸せそう。至る所に猫用エサやお水が置かれてました。
私も弟も猫ちゃん好きなので、見つけるたびに「いた!」と近づきひと撫でさせてもらう。観光客だけじゃなくて、地元の人っぽい人もポンポンと触ってくのをよく見かけました。触られ慣れてるので誰も逃げない!
しかしこの弟、大学生ながら私のお誘いに乗り人のお金で良い経験しまくってるなとつくづく思う。高級寿司行ったり、高級ホテル行ったり。ロンドン一緒に行ったのは高校生の時です。良い姉を持ったね。
イスタンブール旅行記|エジプシャンバザールとBiTaksiの悪口
2日目の朝です。本来の予定では弟は早朝に到着するはずでしたが、大阪豪雨により飛行機が10時間遅れ!というわけで一人観光。橋を渡ってバザールにやってきました。
移動にはタクシーを利用したのですが、これが良くない。BiTaksiという配車アプリが良いらしいという記事を読み、インストールして使ったのですが、4回利用して2回ぼったくりに合いました。
UberやGrabのようにGPSと運転手のIDが紐づけられてて正規料金を請求されるものかと思いきや、全然!運転手の言い値を払うシステムでした。アプリでできることは、タクシーを呼び止めること、行き先までの適正価格を確認すること。なんと、適正料金については車に乗り込むまでは表示されてるのに、乗車すると消える!
なので乗った瞬間、適正価格の倍額をふっかけられる。「いや半額だろ!」と言ってももう車動いてるし出られない。アプリに表示されてた適正料金を見せようと思うも、もう表示は消えちゃってる。2回ふっかけられ、1度は適正料金のみ支払ってあばよ!と無理矢理下車、2度目は細かいお金がなくてちょっと適正価格の1.5倍ほどを払いました。
腹たつ!!!1.5倍払うにしても、気持ち良いサービスを受けたことの チップとして払いたいもんです。エジプトでさえUber使えたし、使えないタイやベトナムではGrabという優秀なサービスがあるのに。どうにかしてくれ。
まあトルコでのイライラポイントはタクシーくらいなもんで、他は快適でした。バザールの客引きもうざくない。たとえば↓のお店は、「ジーニー出てくるかも!」と思い色々商品見せてもらって、最終的に地下のお部屋まで見せてもらった。「やば、これ買わないと出れないやつ?」なんて思ったのに、ひとしきり雑談して「気に入ったのなかった?アハハー、じゃまた来てね!」とあっさり解放。
↓こちらのお店は石鹸2個購入すると、奥に通して色々お菓子食べさせてくれました。ばあちゃんちかよ。しかし手前のピスタチオにキャラメルかけたやつが超おいしくて、まんまと追加購入。500gくらい買ってお土産でたーちゃんに渡したところ、一瞬でなくなりました。罪悪感なく食べられて良いですね、豆。
バザールで購入したお土産はこちら。上記の石鹸と、Begonvilleというお店で購入したブランケット。これは40ドルくらいしたのですが、生地感と今住んでいるお部屋に合いそうな色合いに惚れ惚れして購入。毎日のお昼寝のお供にしてるので使用感あるかも。
このお店、洋服やパジャマなどもたくさん置いてあって、一際かわいかったのでおすすめです。オンラインもやってるみたい。
イスタンブール旅行記|ガラタ橋
さて、バザールはこのガラタ橋という大きな橋を渡って南側、泊まってるホテルは北側にあります。タクシーの距離ですが、ぼったくりにイラつきすぎて歩くことを決意。この橋、なんのお魚が釣れるのか、釣り竿持った人がびっちりでした。
妊婦とは思えないほどのアグレッシブさに自分でもびっくりです。ディズニーランド行った時にしか見たことないような歩行数になりました。2万歩弱。しかしこんな美しい景色も見られたのでよかった。
ボスポラス海峡を走るクルーズも盛んにやってました。港の近くでは「ボスポラスクルーーーズ!!」と叫んでいる呼び込みオジさんも何人か見かけたので、予約なしで当日パッと思いつきで乗ることもできそうです。
ホテルまでの道のりが坂道続きでなかなか大変でした。が、アイス食べたり猫ちゃんと戯れたり、のんびりお散歩。イケてる絵画もたくさん。右の猫ちゃんの絵、めちゃカッコいい。
イスタンブール旅行記|ブルーモスク
ブルーモスクは2日目と最終日の2回伺いました。ステンドグラスがあまりに美しかったもので。最終日のホテルがめちゃモスク近くで、歩いて2分でこの景色です。
晴天と相まって本当に美しい!荘厳で繊細。ちなみにブルーモスクもアヤソフィアも入場無料です。
こちらは2日目。やっぱり青い空が似合いますね。生成AIでいくらでも綺麗なお空にできそうですが、思い出はそのままに。
モスクなので女性はスカーフ必須。男性も短パンNGです。しかし忘れても貸してもらえます。アヤソフィアは貸出ステムがなくて、代わりに売店がありました。ブルーモスク、トイレもめっちゃ綺麗でびっくりした。
言葉を失う美しさです。美しさに感動して涙が出たのは初めてです。音楽や映画などストーリーに涙することはあるけれど、ただそこにあるだけで感情がこんなに動くなんて。
呆然としながら、30分ほど座って、ボケっとグラスや天井を眺めてました。このモスクは靴を脱いで入場、絨毯が敷かれていていくらでも居れる感じです。写真でもうっとりしちゃう。
この記事を書いている今知ったのですが、なんとこのモスク2017年から6年も修復してたらしい。修復工事が完了したのは2023年4月!旅行したのは6月。なんて運が良いのでしょう。ベストなタイミングでイスタンブールに行けたことに本当に感謝です。
猫ちゃんがいるのは、外だけじゃありません。靴箱に収まってる子もいました。駅やレストランなどいろんなところで可愛がられてました。
イスタンブールで絶対行くべきところを1ヶ所だけ挙げろと言われたら、迷わずブルーモスクと答えます。圧巻の美しさ。
イスタンブール旅行記|アヤソフィア
わたしはブルーモスクの美しさにいたく感銘を受けたのですが、歴史的価値で言うとこちらの方が高いかもしれません。アヤソフィアです。ブルーモスクを出ると目の前にあります。教科書で見たことあるでしょ。つくられたの6cとかですよ。
内部はこんな。クイディッチの会場にしたら楽しそうだねと言ってました。
ブルーモスクやアヤソフィアの近くには、ヒポドロ-ム広場という細長い公園みたいなものがあります。そこに唐突にそびえ立つヒエログリフ!なんでここに?調べてみると、カルナック神殿から運ばれたらしい。つい2ヶ月前に見た景色の分身です。頭の中で「あそこに本来あったものが、ここに…」と、本来あるべき場所にあった様子を想像してみる。
休みつつ猫ちゃん撫でてると、隣に座ったおばちゃんが「イスタンブールの猫、本当に可愛いわよね。観光アトラクションの目玉だわ」と言ってました。それな〜〜!とブンブン頷きまくり。
アヤソフィアの近くには、かの有名なトプカプ宮殿もありました。が、広そうだし時間があんまりないしで今回は見送り。そのほか、地下宮殿も近くにありますが大行列。あとはトプカプ宮殿よりもゴージャスだというドルマバフチェ宮殿も行ってみたかったのですが、今回は見送り。イスタンブール、見どころ過多です。
月並みな表現ですが、ヨーロッパの中のイスラムという唯一無二の美しい街でした。ネコも多いし。観光客が立ち寄る場所は清掃もしっかりされてます。喫煙者はめちゃくちゃ多いけれど。6月は20度前後で観光するのにもちょうど良かったです。
イスタンブール旅行記|まとめ
というわけで、見どころ多すぎてやや消化不良&ブルーモスクに再訪したいので数年以内にまた来たい。イスタンブールでもこれだけ観光地が多いのに、国全体で見ると首都アンカラやトロイの木馬のチャナッカレ、エーゲ海のイズミルなど盛りだくさん。行きたいところ全部じっくりまわるなら、トルコは2ヶ月くらいが必要十分期間かも。
一点のみ、記事にも書きましたがUber的な適正価格で乗れる配車サービスがないのが、非常にストレスでした。地下鉄とかバスとかいっぱい走ってるので、それ乗るのがベストなのかもしれません。BiTaksi使っても1/2の確率でぼったくられます。お気をつけて。
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