今年のお誕生日ディナーです。29歳になりました。去年はナベノイズム、その前はルマンジュトゥー、さらに前はLature。たーちゃんと結婚してから、お誕生日の食事がめちゃめちゃ美味しく楽しくゴージャスになっています。ありがとう!食事にお金かける人と結婚して本当によかった!
Gaa(バンコク)とは
タイ・バンコクのインド料理イノベーティブレストランです。
- Google Mapsの評価
- ミシュランタイ2023 一つ星
- 今回はディナーで利用
- テイスティングコース(4,700B)+ジュースペアリング(1,600B)をオーダー
上記価格にサービス料10%とVAT7%が加算。2名で合計6.4万円ほどでした。高級レストランが高級たる所以はお酒が高いからなんですね。妊娠してノンアルオーダーするようになってから、改めて実感します。
Gaa(バンコク)で食べたもの
メニューはこちら。ドリンクはワインペアリング・ノンアルペアリング、それからシャンパン縛りのペアリングなんて魅力的なものもあります。アルコール飲める時だったら、これにしてたかもしれません。
店内はこんな雰囲気です。2F。1F席のほか、利用できるのかわかりませんがテラス席っぽい場所もあって、席数多そうです。なので予約取るのもそんな大変じゃありません。それにしても、たーちゃんはEラインが綺麗。子供もこの顔に産まれて欲しいと願う日々。
わたしもたーちゃんもジュースペアリングを選択です。メニューにあるのは左手の「Fruit Konbucha」。しかし「妊娠中は昆布茶は良くないので、代えますね」とのこと。知らなかった。私のは柑橘のジュースになりました。おそらく昆布茶とは全く異なる風味のドリンクですが、この後くるお料理とちゃんとペアリングされててさすが。
1皿目「Chaat」。インドの軽食のことだそう。メニューには Sweet, Sour, Bitte, Umami とだけ記載されており、食材は不明。「何を使っているかは、あえて書いてません。食材を当ててみてくださいね」と挑発的なお言葉とともに提供されました。
割ってみるとこんな感じ。感じたままに書き出すと、上はしゃりしゃりの凍った梅のペースト、中には粒々ざくろと凍ったハーブ系の葉っぱ。底にはバターのようなクリーミーな液体がねっとり敷かれています。インドカレーのようなスパイスの香りも感じます。とっ散らかってると言えばそうかもしれませんが、感想を一言で表せば「美味しい!」となる。イノベーティブですね。
2皿目「Street Snacks」。Paniyaram, Chilli Toast, Bombay Sandwichi。手でいただくサンドイッチ。すっとぼけた顔のかわいいお皿に入れられ登場。
まずはこちら。左はもちもちのミニカレーパンといったところ。上にはマッシュルームとグリンピースのペーストがたっぷり乗せられます。右はなんだっけ、忘れちゃった。素朴な味わいで、めっちゃ料理上手な奥様の手料理って感じ。
この日一番悔しかったお皿。本来はウニ(左)、私は生物NGでチキンときゅうりの辛煮(右)に変更。パキッと辛くて美味しいんだけれども、横でうっとり愛おしそうな目でウニを見つめて口に運ぶたーちゃんを見るとはっ倒したくなりました。帰りのタクシーで「ウニが美味しかったな〜♪」なんて言っちゃって!一生忘れないからね。
3皿目「Bhutta」。ヤングコーンです。既視感・・・フロリレージュですね。ドリンクは「Mango & Jasmine」。マンゴーはマンゴーでもローマンゴーを使っているとのこと。確かに酸味が強くて野菜っぽい。香りは入浴剤、味は健康ドリンク。
コーンは根元からするっと皮が剥ける仕様になっています。たっぷりのコーンバターをつけてポリッといただき。甘くて美味しい!!素材の味。
4皿目「DIY Bhel」。Bhel Puriとは “インドの辛味の効いた軽食で、チャアト(屋台めし)の一種でもある。 米のポン菓子、茹でジャガイモ、生タマネギ等の野菜を混ぜ合わせ、ぴりっとしたタマリンドソースを掛けたもの(wiki)” だそうです。薄ーい煎餅みたいなものも一緒に提供されました。
ビーツ、塩、バター、ハーブ、ワサビをぐちゃぐちゃにして、チップスに乗っけていただきます。うーん、変わったもの食べてるなあというそのままの感想。わさびの辛さがいらないかもしれない。バターをもっとたっぷり混ぜ混ぜして、ワインで流すと美味しいと思います。
ちなみに↑も妊婦使用で、たーちゃんのはビーツの代わりにマグロみたいなのがたっぷり置かれてた!ウニがチキンに変わったり、マグロがビーツに変わったり、嬉しさと原価が9割減くらいになって提供される。まあ対応してくれるだけありがたいのだけれど。
5皿目「Summer Curry」。カレーですって。緑だし冷たいしカレーの定義ってなんなんだろうと考えさせる一皿。オクラの天ぷらやカニを、シャリシャリのリンゴアイスが覆っています。底にはココナッツ系のクリーミーなソース。このソースがかろうじてカレーを彷彿させてくれるような。ドリンクは「Not a wine」。名前に反してワインに近い!甘めの白ワイン。全部麦茶ポットみたいな容器に入っていて、自家製なんだと思わせる。
6皿目「Papadam」。上の豚肉を2人で切り分け、それぞれのうっすいナンに乗せて食べます。混ぜたり切ったり乗せたりと、いろいろと、手作業の多いレストランです。
じゃーん。沖縄料理みたいだ。華やか!お肉がめっちゃ美味しい。豚の頬肉、表面がカリッとしてて、お肉自体も甘い感じがします。下に敷かれた葉っぱ及びナンは特に味しない。肉だけ食べたいと思ったり。
7皿目「Beef Kebab」。よくわからない写真で恐縮です。葉っぱに隠れているのは A5 Wagyu Beef、それからスモークされたお豆腐。日本な感じの食材が、タイ料理っぽいハーブとインドっぽいマサラな香辛料で味付けされてます。おもしろい、けれどおいし〜!とはならないかも。イノベーティブレストランに来て言うことじゃないけれど、変わった料理。
「Ghee Rice & Cola」。出汁の濃い紛れもなく和食の味に感じました。素直に美味しい、というか食べ慣れた安心する味です。大皿でランチで食べたい。そういえば、今回のディナーでは私たち以外にも日本人のお客さんいました。店員さんも「オイシーデスカ?」など日本語ちょくちょく話してくれた。
デザートだか〆だか扱いがわかりませんが、「The Tandori Story」。どーんとドリアンに、あったかいドリアンソースがかけられます。左上の煎餅みたいなものにドリアンを切り分け、乗せて食べます。「日本人はドリアン臭いって言うけれど、大丈夫?」と聞かれました。日本人じゃなくても臭いでしょう。いろんな国でNo Durian の注意書き見るし。しかし私は別にそんなに嫌じゃない。
さらにトッピングとしてこちらも用意されていました。お野菜のピクルスたち。レポが雑になっているのは、もうこの時点で超満腹でほとんど手を付けられなかったからです。たーちゃんが1人でパクパク食べてて頼もしかった。
お口直し「Wild Mahua flower ice cream, Lychee Ice」。Mahua flowerとは、インドで採れる植物だそう。アールグレイに砂糖と牛乳たっぷり入れたみたいな、ややもったりとした味。かなり好き。
「The Appe Spread」。バター、ココナッツ、きなこ的な粉、ベリー、バナナ、バナナソースが並べられます。小さいパンを好きなのにつけていただく形。胃に全く余地がなく、手をつけられなかった。
ほんのり甘い香りで美味しかった。覚えとこ!と思って名前聞いたのに、忘れちゃった。ナマステみたいな名前でした。
小菓子はこちら。ミニサイズのドライフルーツやケーキ、右のは固まる前のプリンのような。もれなく全部、激甘です。
Gaa(バンコク)まとめ
面白い体験でした。大枚な印象のインド料理ですが、繊細。見た目から味を想像できないのも楽しかったです。しかしズーリングでいうホタテの皿、Blueでいうグレープフルーツでいうのやつなど、「これ美味しいいい!!!」みたいな一皿はなかったかも。
ああ、胃のキャパが狭まりすぎており&妊娠中につき楽しみきれなかったのが悔しい。Gaaを訪れてから「高級レストランは食事に制限のかからない出産後にとっておこう」と決意しました。今のところ出産後のお祝いレストランで予定しているのは、バンコクのChef’s Table、Cadence by Dan Bark、札幌のアキナガオに行くこと!あとどこかしらのひらまつにも行きたいなあ。
Gaa(バンコク)店舗情報
店名 | Gaa |
営業時間 | 平日:5:30 PM–12 AM 土日:12–3 PM、5:30 PM–12 AM |
定休日 | なし |
予約方法 | 公式HPより カード入力必要、当日キャンセルは4,700B/1名 |
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